こんにちは、ノーシュン(@nonoblog0919) です!
都内の教育系スタートアップ でデジタル・マーケティングを担当しています。

今回は「競合ってなんだろう?」というざっくりとしたテーマで話していきたいと思います。どんな業界でも競合を意識することは大切! ただし、競合の定義や範囲は様々なので、いつの間にか認識のズレが生じてしまうかもしれません。

今回の記事は「競合」が大切な理由と自社・自分の競合は何かと答えられることを目標にしています!

本記事の内容マーケティングにおける競合の意味がわかる
様々な企業の競合を分析する力が身につく

競合を知っておくべき理由

以前、マーケティングとは売れる仕組みを作ることであり、市場を創造することと説明しました。

しかし、対象市場には競合の存在が必ずあります

市場の大きさ、そしてターゲット消費者の数は限られており、これらの競合他社は常にあなたの顧客を奪おうと目を光らせているのです。

有名な事例はブロックバスターとネットフリックスです。ブロックバスターはアメリカ全土で人気があったレンタルビデオチェーン店でしたが、オンラインの市場は小さいと軽視していました。

そこに漬け込んできたのが、ネットフリックスです。動画ストリーミングに顧客を奪われたブロックバスターは間も無く倒産することに。

競合の考え方

「競合との差別化を図ろう!」「まずは競合を分析することが大切」

このようなセリフを聞いたとき、どのような会社を思い浮かべますか?
"コカ・コーラ"を事例に少し考えて見ましょう。

ご存知の通り、コカ・コーラはアメリカ発の炭酸飲料です。
コカ・コーラ飲料としての枠組みで考えるならペプシが代表的な競合になりそうですね

ただし、ソフトドリンクというカテゴリで見れば、競合の数が一気に増えます。
三ツ矢サイダー、CCレモンなどの炭酸飲料を始め、午後の紅茶やお茶、天然水なども含まれてきそうですよね。

マーケティングの研究者として著名なコトラー氏もこのように言っています。

たいていの企業は自社に最も似た競合他社と競争する。シボレーはフォードと競争するが、フェラーリとは競争しない。だが企業は遠い競合他社も意識するべきである。コカ・コーラは、第一の競争相手は水道水であり、ペプシ ではないと述べている。

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント

コカ・コーラは、第一の競争相手は水道水であり、ペプシ ではない

これがコカ・コーラの競合は?という問いの答えです。

まさにこの考え方が競合の捉え方において必要なことであり、難しいところになるのです。次の章では競合を正しく捉えるノウハウについて解説していきます。

消費者が解決したいニーズで競合が変わる

コカ・コーラの競合はペプシ ではなく水道水であると明らかになりました。この二つで悩んでいる消費者はどのような課題を持っているのでしょうか。

コカ・コーラと水道水の共通点といえば、「飲めるものであること」なので、喉を潤すためにどちらかで迷っているということになるでしょう。

マーケティングの世界では「喉を潤したい!」というこの課題のことをニーズと言います。

それに対し、「コーラを飲むことで得られる効果」のことをベネフィット (便益) と言います。

今回の場合、「喉が渇いた」がニーズでしたが、他のニーズの場合の競合はどうなるのでしょうか。

例えば、「子供の誕生日パーティで飲み物を用意したい」がニーズの場合、競合は水道水ではなく持ち運びが可能で子供が喜ぶCCレモンやお茶が競合にあたるでしょう。

これが、消費者のニーズによって競合が変わるのという状態です。

まだコカ・コーラが水道水を第一の競合って言ったのに違和感があるな...

これ以外にも競合を左右される要素があるんだ!

財布、胃袋、時間という制約

コカ・コーラと水道水には決定的な違いがあります。
それは、お金がかかるか、かからないかという問題です。

競合は消費者のニーズによって決まるという単純な説明をしましたが、私たちの財布、胃袋、時間が限られていることを忘れてはいけません。コーラと水道水でいえば、お金を節約したい人は水道水を選択するでしょう。

コカ・コーラが水道水を第一の競合とした真意は分かりかねますが、当時のアメリカでは、安く喉を潤すことがベストだったのかもしれません。

胃袋でいうと
「何か食べたい」というニーズと共に「夜ご飯までにお腹を空かせたい...」と思っていれば、しっかりとしたレストランではなくファストフードなどで済ますかもしれません。

時間でいうと
コロナが広がったことにより、私たちがお家で過ごせる時間は圧倒的に増えました。この限られたお家時間の中で、いかに長く自社のサービスを使ってもらえるか?企業は熾烈な争いをしています。 Amazon PrimeやNetflix vs ゲームといった他業界同士のバトルが起きうるのです。

競合分析

最後に競合分析について少し話しましょう。
競合を特定したところで、どのようにそれらの企業を分析していけばいいのでしょうか。

最も手っ取り早い方法は、競合の広告キャンペーンを見ることだと思います。

企業の広告には伝えたいメッセージはもちろん、トンマナ が伝わるように設計されているので、どのようなターゲットを取ろうとしているかが分かります。

*トンマナ = トーン&マナーのこと。色調やデザイン、スタイルなどに一貫性をもたらすことを指します。 (例: コーラ = 赤、クリスマスのイメージ)

ちなみにFacebookでは、競合のアカウントを入れると他社の広告が見れたりしますよ!

Facebookライブラリのコカ・コーラ

終わりに

いかがだったでしょうか。今回は競合の捉え方について、ひたすら語っていきました。今回は下のことだけ覚えて帰ってください!

競合は消費者のニーズによって変わる

引き続きマーケティングに関連したトピックを取り上げるので、ご期待いただけると嬉しいです。最後に参考書籍を紹介します!

今回は、現代語訳『論語と算盤』について書評をしていきます!
この本の著者は「日本資本主義の父」と言われている渋沢栄一です。

吉沢亮さんが大河ドラマで演じられていたり、次の1万円札の人物に抜擢されていることから、最近注目されている人物ですね!

今回の記事では、渋沢栄一ってどんな人?から始め、この本の大まかな内容と感想について語っていければと思っています!!

渋沢 栄一 (著), 守屋 淳 (翻訳)

読んだ理由

こんなに注目されている渋沢栄一を全く知らないのはやばいな...と思い、手に取ってみました! 新書なのでページ数も249ページと比較的ライトかと思います。

ただ、一つ勘違いしないで欲しいのが、この本は決して渋沢栄一の伝記ではありません! 僕自身勘違いしてました...笑

あくまでも渋沢栄一という人物の仕事とはどうあるべきかといった哲学を本人が著している本になります。

渋沢栄一ってどんな人?

渋沢栄一の名前を知っていても何をした人か答えられる人は多くないのではないでしょうか?
僕もよくわかっていないまま読み始めたのですが、導入部を読んだだけで興味が一気に増しました。

会社に出勤するため、いつも通りJRに乗って日経新聞をひらいた。ふと目をやると、車内吊り広告にサッポロビールのうまそうな新製品の宣伝がある。そういえばもう年末、クリスマスは帝国ホテルで過ごして、初詣は明治神宮にでも行くかなあ。

驚くなかれ、ここに出てくる固有名詞すべての設立に関わった人物が、渋沢栄一なのだ。

論語と算盤「はじめに」より引用

渋沢栄一は「日本資本主義の父」とも評され、JR,日経新聞,サッポロビール,みずほ銀行,帝国ホテル,東京海上日動火災保険などの名だたる企業の設立に携わった実業家であり慈善家です。

彼は埼玉県深谷市血洗島に生まれ、第15第将軍の徳川慶喜に仕えました。
その後、フランス渡航する機会があった渋沢は資本主義によって支えられたヨーロッパ経済に驚きます。

ご存知の通り、日本は鎖国をしていたことにより近代化が遅れていましたが、経済の仕組みにおいても遅れを取っていました。商業といえば町人が行うもので、政府が主導することはありませんでしたし、何より日本には伝統的な身分制がありました。フランスに渡った渋沢は軍人と商人が対等に話す姿を見て驚いたと記しています。

渋沢は官僚も務めました。大蔵省(現財務省)で資本主義の体制を推進した後、実業界へと足を踏み入れます。

彼が設立に関わった会社はなんと481社!
その他にも500以上の慈善事業に関わったと言われています。

『論語と算盤』の内容

先ほども書きましたが、論語と算盤は渋沢栄一によって書かれた本であり、決して伝記ではありません! 

まずは、論語と算盤という変わったタイトルについて説明しましょう。

『論語』は中国の春秋時代に活躍した孔子の言行録であり、「人はどう生きるべきか」「どのように振舞うのが人として格好良いのか」といった道徳的な部分をカバーしています。

ビジネスに対し「金儲け」と言ったマイナスイメージがあった実業界にこの論語の精神を取り入れようと説いているのが本書であり、渋沢は常に「論語と算盤は一致するべきである」言っています。

「士魂商才」というのも同じような意味で、人の世の中で自立していくためには武士のような精神が必要であることはいうまでもない。しかし武士のような精神ばかりに偏って「商才」がなければ、経済の上からも自滅を招くようになる。だから「士魂」とともに「商才」がなければならない。

ビジネスにおいてSDGsやCSR(企業の社会的責任)が重要視されている昨今、事業を行うこと・仕事をすることの意味や道理を考えさせてくれる1冊となっています。

『論語と算盤』の感想

論語と算盤では当時の国の課題や現状を述べつつ、渋沢の仕事における哲学が書かれています。

その中でも、金・仕事 = 悪という考え方が蔓延していた江戸後期において、道徳を経済活動に取り入れれば社会に還元できるを説いているわけですが、この金・仕事 = 悪 という考え方は今でもまだ残っているように感じるんですよね

極端な例ですが、例えばZOZOの前澤社長のお金配り。
自身のお金を多くの方に配っていることは行為として素晴らしいにも関わらず、どこか穿った見方を僕はしてしまいます。

"お金は正しく使われれば決して卑しいものではない" このことを胸に刻みつつ、自分がどう企業・社会に貢献すれば世の中のためになるか考えさせられました。

印象に残ったフレーズ

論語と算盤は仕事をしている社会人の全ての人に読んでもらいたい1冊だと思いますが、若者に向けてのメッセージが多いように感じました

特に僕は今年で新卒1年目なので心を動かされましたね...

いくつか抜粋したいと思います!

蟹穴主義

あんまり馴染みがない言葉ですよね。渋沢は「蟹は、甲羅に似せて穴を掘る」という主義で「渋沢の身の丈」を守ということを心掛けているらしいです。

要するに、自分の力を過信して身の丈をこえた望みを持つのでないということなのですが、こんなに偉業を成し遂げた渋沢がここまで謙虚なのかと驚かされました。

もちろん意欲的に新しいことを挑戦することは大切なのですが、自分がなすべきことを決めた上で行動するというバランスが大切だと教えられました。

常識とは「智、情、意」

社会に出ると常識を持っていなければなりません。

常識なんて大人が勝手に作ったルールでしょ?

と調子に乗って考えていた時期もありましたが笑
いったい「常識」ってどういうものを指すのでしょうか?

渋沢は常識には「(知恵、情愛、意志)」の三つの調和が必要だと述べています。

常識を身に付けるには、物事のプラス面やマイナス面を見分ける能力、すなわち「」- 知恵 が必要です。

ただし「智」ばかりでも、自分の利益のために他人を突き飛ばすような人になってしまえば目も当てられません。

ここで必要なのが「」-情愛 です。
「情」が加わることによって知恵のみに偏るのではなく、バランスを保津ことで、円満な解決を与えてくれます。

この二つで十分な気がしますが、渋沢は「情」にも欠点があると言っています。
それは瞬間的に湧き上がりやすいことです。
私たちはつい瞬間の感情で決断をしてしまうことがあります。このような動きやすい感情をコントローするために「」- 意志が必要だというのです。

終わりに

今回は渋沢栄一の『論語と算盤』について書評をしました。
現在、大河ドラマ等で注目を浴びている人物なので、是非この機会にチェックしてみてください!

渋沢 栄一 (著), 守屋 淳 (翻訳)

こんにちは、ノーシュン(@nonoblog0919) です!
本記事では、ブランドとは? ブランディングとは?という疑問に答えていきます!

マーケティングで頻出の「ブランド」という言葉ですが、大学や実務で使わない限り、理解を深める機会はないですよね、、、

この記事では、ブランドの基礎を理解してもらうことを目的としています

本記事の内容
①ブランドの定義・役割
②ブランディングとは?
③ブランディングの難しさ

日常とマーケティングでの「ブランド」の違い

皆さん、「ブランド」ときいて何を思い浮かべますか?

ドルチェ&ガッバーナ、シャネル、エルメス...などの高級品を思い浮かべる人が多いのでは?

もちろんこれらはブランドに当たるのですが、マーケティングにおけるブランドはもっと広義なものです。

インターブランドという企業が毎年ブランドランキングを出しているので、少しみてみましょう!

Interbrand公式サイトより

あれ、高級ブランドが見当たらないね。

僕たちが普段目にする企業もブランドなんだよ!

そう、ブランドは高級品とは限らないのです
そして何より奥が深いんですよブランド論っていうのは!!

今回の記事は、ブランドの定義や範囲、そもそもブランドって何なの?のような基礎的なところについて書いていきます。

到底1回の記事では収まらないので数回に分けて、より詳しく書いていく予定です!!

ブランドの定義

ブランドの定義は様々ありますが、頻繁に引用されるのはアメリカ・マーケティング協会(AMA)の定義です。

個別の売り手もしくは売り手集団の商品やサービスを識別させ、競合他社の商品やサービスから識別させ、競合他社の商品やサービスから差別化するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたもの

アメリカ・マーケティング協会

ここで大事なのはブランドが名称やシンボルだけでなく、言葉や記号、デザイン、あるいは組み合わせたものなど広い範囲のものを指していること 

Appleを例に考えてみましょう

 

Appleといえば、名前の通りリンゴのシンボル、欠けたリンゴのロゴが思い付きますよね。ただ、Appleをカッコいいと思う理由はそれらだけでしょうか?

例えば、MacBookの商品としてのデザイン性、カリスマ経営者スティーブ・ジョブスの生涯ストーリー、Apple Storeの洗練された内装...

このように私たちはロゴやシンボルだけでなく、他の色々な要素を認識して「あ、これはAppleのものだ」とブランドを識別するんです!

ブランドの役割

ブランドの定義がわかったところで、企業が強いブランドを持つことの意味ってなんなのでしょうか? なぜさっき紹介したInterbrandのランキングが毎年注目されるのでしょう?

答えは単純。ブランドを持つことで「有利」になるからです!

私たちは普段何気なくブランドという言葉を使っていますが、企業にとっては物凄いたくさんのメリットがあります。

ブランドを持つことの意味
・強いブランドは何度も買われる
・高い値段で買ってもらえる
・競合との勝負に勝てる

それぞれ解説していきます!

強いブランドは何度も買われる

ブランドを持つと一定レベルの品質が保証されます。そして私たち人間は損をしたくない生き物です。「どうせ買うならリスクを負わないで、間違いのないものを買おう!」って思うんですね。

*ちなみに得をするより損をしない行動をとることをプロスペクト理論と言ったりします。

そして、何回もこのような行動を繰り返していくと、特定のブランドを好きになることがあります。(僕もAppleの製品大好きです笑)

このような特定のブランドに対する愛着や忠誠心を「ブランド・ロイヤルティ」と言い、これが高いと1人のお客さんが企業に落としてくれるお金が大きくなり売り上げの増加に繋がっていきます!

高い値段で買ってもらえる

皆さんは目隠しをした状態でビールを飲み比べることができますか?

キリン、アサヒ、サッポロ、ヱビス...

当然、味には多少の違いがあると思いますが、意外と自信を持てる人は少ないのではないでしょうか?

けど、味の違いがわからないにも関わらず値段って違いますよね?
そう、私たちはブランドに左右されてその商品の価値を決め、お金を払っているんです

もし、エビスを普段から飲んでいて、スーパドライ(約206円)とヱビス(約240円)の見分けがつかなかったらその人は約34円ほど損をしていることになります。

経ったの34円ならエビスを飲んで優越感に浸るわ!

ごめんごめん笑
本人が満足していたらそれでいいんだよ笑

今回はビールを例に出しましたが、アパレルとかになるとこの差額はより広がっていきますよね。。裏を返せば、強いブランドを築くことで商品の金額をあげることができるのです。

*「これくらいなら払ってもいいかな~」という額のことをWTP(Willingness to Pay」と言います。
ブランドを築くということはWTPをあげるということを意味するのです。

ブランディングとは?

少し勉強をしている人だと、ブランドだけではなく「ブランディング」という言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。

ブランディングとは簡単にいうなら強いブランドを作るための一連の活動のことです。ただしこれも様々な定義があるので少し学術的に見ていきましょう。

マーケティングの研究者で有名なフィリップ・コトラー氏はブランディングを下のように定義しています。

ブランディングとは、「製品やサービスにブランドの力を授けることであり、ひとえに差異を作るプロセスといってよい。製品をブランド化するためには、製品に名称をつけ。さらに製品の識別に役立つ他のブランド要素を用いることによって、その製品が「何者」であるかを、また、その製品が「何」をするのか、消費者は「なぜ」気にかけるべきなのかを、消費者に教える必要がある

マーケティング・マネジメント

ブランディング = 製品やサービスにブランドの力を授けることと書いてありますね。そしてやはり差異をつけることの重要性も書かれています。

ただ、特に重要なのが後半部分!

その製品が「何者」で「何」をして、「なぜ」気にかけるべきなのか

ただ、差別化をするだけでは消費者は選んでくれません。顧客志向になり、何がブランドとして求められているのかを追求していく必要があるのです。

次章では、これがいかに難しいかについて解説していきます。

ブランディングの難しさ

ブランディングには学校のテストのような正解はありません。
これまでいくつもの本や研究が公開されましたが、他の人の研究を覆したり、疑問を呈しているものがいくつもあります。

そして何より日本のブランド力というのは、海外のブランドと比べるとドンドン下がっているのです!

先ほどは日本のブランドランキングでしたが、今度は世界のブランドランキングを見てみましょう。

Interbrand Best Global Brands

Top 20でみると日本企業は7位のトヨタと20位のホンダのみ! ( ゚д゚)

なぜこんなにもブランディングは研究され続け、競合に勝つブランドを築くのは難しいのでしょうか

ブランディングとは精神構造

コトラーのブランディングの定義の続きをみると、このような一節があります。

ブランディングとは精神構造を作り、消費者が製品やサービスについての系統立った知識を形成し、意思決定が明確になるようにするのを助けることをいう。

マーケティング・マネジメント

ブランディングとは、精神構造を作っていくこと
つまり、ブランドの最終判断をするのは顧客自身の心理であると言うことを忘れてはいけません。

企業側が「今回はこんな広告を打って、ブランドへの愛着を増やしてもらおう!」と意図していたとします。ただし、顧客がその広告を見て、メッセージをその通りに受け取ってくれるかは始めてみないとわからないのです。

わかりやすい事例だと、
大塚家具の社長が父→娘に変わるや否や赤字転落してしまった事例があります。

娘の久美子氏が行ったことは、これまでの「高価格帯」から「中価格帯」へと変更するという方針でした。ちょうどニトリやIKEAが躍進していたので、この方向に舵を切ったと言われています。

一見すると、価格が安くなるのでメリットしかないように感じますが、この変更がブランドを大きく毀損することになります。

大塚家具=高級ブランドのイメージが消費者に認知されていたにも関わらず、
低価格路線に走ったことで、消費者が大塚家具を選ぶ理由がなくなってしまった。

このようにブランドは非常に敏感なものであるが故、適切なブランディングを行うことは非常に難しいのです。事実大塚家具のこの件に関しても賛否が分かれていました。

終わりに

いかがだったでしょうか?
今回はブランドとは?という素朴な疑問に回答しつつ、できるだけ深く、学術的に解説していきました!

今後もより皆さんの理解が深められるコンテンツを書いていくのでチェックいただけると嬉しいです!

最後に今回参考にした本をいくつか紹介しますね。

Philip Kotler (著), Kevin Lane Keller (著), 恩藏 直人 (監修), 月谷 真紀 (翻訳)

こんにちは、ノーシュン(@nonoblog0919) です!

今回は書評シリーズ!
DaiGoが絶賛した『エッセンシャル思考』について解説していきます。

本題に入る前に、、、この本はこんな人におすすめです!

 

この本はこんな人におすすめ!・色々なことに手を出してしまい継続できない
 ・人の誘いを断れない
 ・仕事のスピードが遅い
 ・生活習慣が悪い

ほとんどの人が当てはまるんじゃ...

エッセンシャル思考はそれだけ広く応用できるんだよ!!

どんな本?


『エッセンシャル思考』が発売されたのは2014年のこと。
グレッグ・マキューンという方が執筆されました。

なんでもこのグレッグ・マキューン氏はApple、Google、Facebook、Twitterなどの有名な企業のアドバイザーを務めているんだとか!

あれ、結構前に発行されているんだね

今でも本屋の目立つところに
置いてあるからつい買っちゃったよ

20万部を突破したことやメンタリストのDaiGOが絶賛していることから有名な本ですが、一体どんな内容なのか?少し解説していきます。

エッセンシャル思考とは

この本のタイトルは『エッセンシャル思考』最少の時間で成果を最大にするです。

そして英語で「Essential」は = 「必須の」「最も重要な」という意味になります。

エッセンシャル思考とは
「より多くのことをやるのではなく、正しいことをやり遂げ、最大の成果を出すためにはどうすればいいか考えることです

僕をはじめ、現代の人々はとにかく色々なものに手をつけすぎです。
何もかもが中途半端に終わる挙句、一番大切なものを手放してしまっている人が多いのではないでしょうか?

例えば、、

・大事な仕事があるのに、他の細かい仕事を振られてしまい対応に追われる
・飲み会に誘いを断れず、家族との時間が減ってしまう


などが挙げられます。

このような人はエッセンシャル思考を試したほうがいいと著者は推薦します。


エッセンシャル思考を身に付けるためには3つの思い込みを克服しなければなりません。

エッセンシャル思考を身につけるためには
「やらなくては」ではなく「やると決める
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない
「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない

このような考え方をできる人が「エッセンシャル思考の人」
そしてこれができない人を「非エッセンシャル思考の人」としています。

どんな内容?

本書は大きく分けて4つのパートに分かれています。

本書の構成
PART1 - エッセンシャル思考の考え方
PART2 - 見極める技術 
PART3 - 捨てる技術 
PART4 - しくみ化の技術 

それぞれの章の概要を説明します!

PART1 - エッセンシャル思考の考え方

PART1ではエッセンシャル思考の考え方を理解するための基本を3つに分けて説明しています。

エッセンシャル思考の基礎
1. 選択
2. ノイズ
3. トレードオフ 

著者によるとエッセンシャル思考を実践するためには、上の3つのことを意識することが大切だそうです。

特に世の中に大事なことはそんなにないと思う・ノイズだと思うという考え方にはハッとさせられました。

非エッセンシャル思考の人は、大多数のものごとが重要だと考える→エッセンシャル思考の人は、大多数のものごとを不要だと考える

『エッセンシャル思考』64~65ページ

PART2 -見極める技術

このパートではエッセンシャル思考に欠かせない、本当に重要な物事を見極めるために必要なことを紹介しています。

見極めるために必要な5つのこと
1. 孤独
2. 洞察
3. 遊び 
4. 睡眠 
5. 選抜 

一見どれも当たり前のように感じるタイトルですが、一流のビジネスマン・企業の習慣・文化など興味深いテーマばかりでした!

Twitter社やアマゾンのCEO,ビルゲイツやハーマイオニーまでもがエッセンシャル思考を取り入れていることがわかりました!

PART3 - 捨てる技術

このパートでは、重要なことをやり遂げるために不要なものを「捨てる」技術を紹介しています。

絶対やるべきものを決めた後には、いらないものをキッパリと切り捨てなければいけない。

PART2のようにやりたいこと・大切なことを見極めるのは簡単かもしれませんが、今度はそれ以外を捨てるとなると中々難しいですよね。

捨てる技術
1. 目標
2. 拒否
3. キャンセル 
4. 編集
5. 線引き 

いずれも「捨てること」の重要性について教えてくれます。

特に拒否・キャンセルの章が面白かったですね。
日本人は良くも悪くも人の誘いを断れない人が多いので、「あ、断ってもいいんだ」と思えました。

*もちろん断ってばかりではリスクがあるので、適切な断り方が必要であることも著者は留意しています。

PART4 - しくみ化の技術

エッセンシャル思考を理解しても日常で活かせなければ意味がありません。

本書では最後にエッセンシャル思考を日常に取り入れるためのしくみ化のコツを教えてくれます!

しくみ化の技術
1. バッファ
2. 削減
3. 前進 
4. 習慣 
5. 集中 
6. 未来 

著者の経験も踏まえているので納得感がありました!

おすすめポイント

このブログを執筆するにあたって2回この本を読んだのですが、最後におすすめポイントを抜粋したいと思います!

日常に取り入れる方法を教えてくれる

ビジネス本を読んでも読み終えたことに満足して中々行動につながりませんよね。(その人のやる気の問題とか言わないでください笑)

この本では、どうすれば自分自身の「選択」ができるかを教えてくれます。

それも具体的に。

帯にも書いてあるのですが、エッセンシャル思考を明日から取り入れるだけで人生は大きく変わります。そして著者はその方法論をこの本で提供しているのです!

エッセンシャル思考は、単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、システマティックな方法論だ。

とにかく読みやすい!

2回読んで思ったのは、「とにかく読みやすい」ということ。

著名な人の習慣が興味深いのもそうなんですが、1つ1つの章のまとまりがいいんですよね。。

「興味がある章だけ好きな時に読んでみる」と言った感じで、悩みがある時にふと読み直したくなる本でした!

最後に

いかがだったでしょうか? 今回は『エッセンシャル思考』について紹介しました!
エッセンシャル思考を読み終えて思ったのは、
デキる人はこんな考え方・習慣を持っているんだ...という驚き
そして何より、仕事に悩みを持っている人は全員知っておくべきだ!!と思い今回は紹介しました。

少しでもこの記事を読んで、読んでみたいという人が増えれば嬉しいです!

皆さんこんにちは!ノーシュン(@nonoblog0919) です!

今回はマーケティング編です!
マーケティングを勉強する上では欠かせないSTPと4Pについて解説していきます!

マーケティングのおさらい

以前マーケティングとは「売れる仕組みを作ること」と定義しましたが、マーケティングにも様々な定義があります。

例えば、もしドラで有名なドラッカーは

マーケティングの究極の目的はセールス(営業)を不要にすることである。

と定義しました。

どうしても"マーケティング = 販促や広告"と考えてしまいますが、市場のニーズがなければいくら販促や広告を打っても売れません。

つまり、「売れる仕組みを作ること」= 市場創造のプロセスが必要となってきます。

・既存の市場で競合の少ない市場はどこか? 差別化するには?

・また、誰も解決できていない顧客の潜在的なニーズがあるか?

 

など、市場調査 (マーケティング・リサーチ)もマーケティングにおいてとても重要な役割を担っています。

そこで欠かせないのが今回紹介するSTPです。

STPとは?

マーケティングの基礎としてよくSTPという枠組みが用いられます

STPはそれぞれセグメンテーション (S)、ターゲティング (T)、ポジショニング (P) の頭文字を取ってSTPと呼ばれています。それぞれ解説していきましょう!

セグメンテーション

まずはセグメンテーション=市場細分化です。

「商品やサービスをこんなターゲットに広める!」と決める前に市場全体を細分化する必要があります。

よく使われるのがデモクラフィックサイコグラフィックによる分け方です。

デモグラフィックは性別、年齢、所得、居住地域などの人口統計的な要素。サイコグラフィックはその人のライフスタイルや信仰、価値観や購買動機など心理的な要素を指します。

ターゲティング

さて、セグメンテーションをした後は、細分化した内のどの市場に商品・サービスを提供していくか決めなければいけません。これがターゲティングです。

例えば同じ掃除機という商品をとっても、ダイソンやルンバでターゲットは全く異なります。

ダイソンは高価格な特徴があることを考えると、年収が高い人、デザインも奇抜なので掃除にこだわりがある人もターゲットの特徴となるでしょう。なんとなくイケてる人が使っているイメージですよね。

一方、ルンバの掃除機の魅力はやはり自動で部屋の隅々まで掃除をしてくれることです。

ルンバの場合は、先ほどのターゲットとは大きく異なり、共働きで掃除の時間がない人や掃除の時間を子供との時間に還元したい家庭的な人などが考えられます。

このように具体的な人物像を設定することを「ペルソナ」と言います。

先ほどのデモグラフィックやサイコグラフィックが大きな枠組みでの細分化だとすると、ペルソナはそれらをより細かく設定していきます

ポジショニング

最後はポジショニングです。読んで字の如く、自分たちのサービスの位置(ポジション)を明確にします。

身近なサービスでも競合他社と比較してみるとわかりやすいです。

例えばマクドナルドの場合、価格が低い分、品質が問題視されることが多いですが、提供されるまでのスピードは他社と比べ物にならないですよね。

一方、モスバーガーは金額が高いですが、その分、材料の品質を重視していることが伺えます。

モスバーガ公式サイトより

そしてこれらの要素をマッピングすることをポジショニングマップと呼びます。

それぞれの特徴を軸にして、各社を位置付けることでその会社の強みや特徴を再確認することができるんです!

マクドナルドとモスバーガーのポジショニングマップを簡単に作るとこんな感じです↓

4Pとは

マーケティングの必須用語といえば、4Pです。
これは買い手に影響を与えるためのツールを売り手側から見たもののこと

マーケティングの4P -製品 (Product)
-価格 (Price)
-流通 (Place)
-プロモーション (Promotion)

これはジェローム・マッカーシーが提唱した概念です。
よくマーケティング=広告 と思われがちですが、彼は広告ばかりにお金を使うのではなく、ちゃんと4Pをバランスよくミックスさせることが大事と言ったことから、4Pはマーケティング・ミックスとも呼ばれます。

製品 (Product)

いうまでもなく、製品・サービスは価値を提供する大きな手段となります。

電化製品などを例にとっても、品質はもちろん、機能の多さ・大きさ、あるいはデザイン性など消費者によって求めるものは色々。

特に最近は、技術力だけで勝負できるようなマーケットは多くありません。

いかに消費者のニーズを実現できる商品を提供できるかが鍵となるでしょう。

価格 (Place)

次に挙げられる手段が価格です。
消費者にとっては価格が安いに越したことはないですが、安さを担保するには盤石なビジネスモデル が必要です。

例えば無料で使えるGoolgle(検索エンジン)やSpotify(音楽配信アプリ)などのサービスは、消費者には無料でサービスを提供する一方、広告主となる企業からお金をもらうことで運営しています。

また、近年ではサブスクリプションのモデルを採用しているサービスが目立ちます。サブスクリプションとは定額課金(月々の値段など)を払うことでサービスを受けられるもののことを指します。

代表的なものとしてはAmazon PrimeやSpotifyなどのエンタメが挙げられますが、キリンホームタップ (ビールの配達)やKinto(自動車の定額レンタル)などモノにもサブスクリプションの概念が普及し始めています。

価格は一見シンプルな概念に思えますが、技術やインフラが整う共に多種多様なビジネスモデル が生み出されています。

一方ブランド品の場合は、価格が安いとかえって顧客からの懐疑心を生むことになります。ターゲット市場のWTP(支払意思額 (willingness to pay))を意識した上での価格戦略が必須といえます

流通 (Place)

製品や価格などの要素を決めても、消費者の手に商品・サービスが届かなければ意味がありません。

流通 (Place)では売る場所を決めていくことが必要です。

代理店や一般店舗で売るか?ネットでの販売も行うか?など流通においても戦略性が問われます。

近頃だとオンラインで全て完結するサービスもありますが、実店舗での購買体験を超えることはないでしょう。

例えばアップルの場合、当時ネット直販でPCを売るのが主流だったにも関わらず直営店であるアップルストアでの販売を始めました。

いうまでもなく、独自の世界観や体験を持ったストアは多くのファンから支持を受け、世界的にその店舗数を増やしています。

プロモーション (Promotion)

最後はプロモーションです。私たちは1日に3000回なんかしらのコミュニケーションと接していると言われています。

TV CM、チラシ、雑誌など家庭で見るものもあれば、電車やタクシーなどの車内広告、渋谷などの電光掲示板や看板などのオフラインのもの、何より私たちが普段見ているウェブページやSNSも広告で溢れています。

プロモーションの大きな目的は獲得認知です。

獲得の場合、商品の特性をプロモーションで訴求することで消費者の需要喚起を果たします。

一方、認知の場合、サービス名や企業名が知られていない場合にプロモーションが活用されます。

最近だと楽天モバイルのCMの出稿がかなり目立ちますが、あれは認知よりの施策と言えるでしょう。

楽天モバイルCM

参考文献

まとめ

いかがだったでしょうか?マーケティングは難しいイメージですが、事例を混ぜて定義や言葉の意味を調べると理解が深まりますね。

他にもマーケティングに関する記事を書いていくので、読んでいただけると幸いです!

皆さんこんにちは!ノーシュン(@nonoblog0919) です!

先日このようなツイートをしました。

経営学を最強の学問と言いましたが、正直まだまだ馴染みがない学問だと思います。法学や経済学に比べたら歴史が浅いですからね。。

そこで今回は下のような疑問に、東京の私大経営学部4年の僕が答えていきます!

経営学に対する疑問
・経営学ってそもそも何?
・何を勉強するの?
・経営者にならないと意味ない? 役に立つ?
・経済学みたいに数学を使うの?

とはいっても、僕もよくわからず経営学部に入学したのが正直なところ


何で経営学部を選んだの?

なんか、一番社会に出たときに役に立つかなって思って...

そこで今回は、経営学とは何か? 経営学部は何を学べるのか解説していきます!

経営学とは

サラッと経営学という言葉を出していますが、どんなことを学ぶ学問か知らない人は多いと思います。

といっても経営学の定義は様々。
「経営学とは?」で調べると定義はバラバラ。。

 主に企業の経営管理について研究する学問。企業は、働く人、設備や機械、資金などで構成されているが、さらに人に役割を与えて配置した組織、資金をどういう配分で使うかという戦略、顧客ニーズをどうつかむかという情報なども重要である。また、企業活動を方向付ける経営理念の研究は欠かせない。それぞれの企業が設定した理念が、意思決定の基準となるからである。そして、株主や取引先、地域社会との関係をどう管理していくかも研究の対象となる。

マイナビ進学

経営とは企業のゴールや目的を実現するためにビジネスの人員や資源を配分するプロセスのことである。このプロセスには人的資源やオペレーション、ファイナンスやマーケティングも含まれる

MBNより編者翻訳

どちらにも共通して言えるのは組織の資源(人・モノ・金)をどう配分すればいいか管理するということ。

経営学とは一言で表すと「組織の経営管理能力を研究する学問」と言えそうです。

*最近は人・モノ・金に加えて情報を持っているかがカギとなっています

まだなんかフワフワしててよくわからない...

もっと具体的に何を学ぶのか見ていこう!

三谷宏治著の『新しい経営学』では経営学が6分野に分かれていると説明されています。

経営学の6分野経営戦略
マーケティング
アカウンティング - 会計
ファイナンス - 資金調達
人・組織論
オペレーション - 商品の生産から提供までの管理

少し想像しやすくなってきましたね!
それぞれザッと説明します。

経営戦略

6つの中で最も重大な意思決定を行う分野と言えるでしょう。
企業としてのビジョンを実現するために戦略を立案します。

複数の事業を抱えているのであれば、どの事業に注力するのか?

海外進出や新規事業を創出するためのM&A(企業買収)を考えるのも経営戦略にあたります。

お偉いさんが決めることか...

たしかに戦略は経営陣が決めることがほとんどだけど、それを実現するには社員1人1人の力が必要なんだ!

マーケティング

マーケティングには様々な定義がありますが、一言でいうなら「売れる仕組みを作ること」です。

よくマーケティング=販促と考えられてしまいますが、どのような価値を提供すれば、市場のニーズを満たせるかもマーケティングにあたります。

代表的なマーケティングの考え方がSTPと4Pです。

STPはどのような市場のどのようなターゲットを狙うかを決め、4Pはそれらを実現するための手段にあたります。

STP = セグメンテーション(市場細分化)
             ターゲティング(ターゲット設定)
             ポジショニング(自社/サービスの立ち位置の決定)

4P = Product(製品)
           Price(価格)
           Place(流通)
           Promotion(販売促進)

アカウンティング

アカウンティングとは、いわば会計や簿記のことを指します。

ただお金の管理をするだけだと思われがちですが、資金を投じてくれている株主や投資家へ企業がどのようにお金を使っているか報告することが最も大きな役割であると言えるでしょう。

具体的には、

損益計算書(P/L)
-売り上げ、コスト、利益を報告

貸借対照表(B/L)
-会社がどのように資金を調達し、どのような資産として持っているかを報告

キャッシュフロー計算書(CL)
-会社の中の現金がどれだけ増減したかを報告

ファイナンス

会計は過去のお金の使い方を記録するのに対し、ファイナンスではお金をどのように調達し、そのお金をどのように利用し、事業や会社の成長に繋げていくかを戦略的に考えていきます。

資金調達の方法としては大きく内部からの調達と外部からの調達があります。

細かく説明すると難しい話になってしまうのですが、売上-コスト=利益 の利益の部分が自社の資本として扱われます。

一方外部の資金調達は銀行などの金融機関からの借入(デットファイナンス)と株式を通した投資家からの資金調達(エクイティファイナンス)に分かれます。

人・組織論

ここまで難しい話をしてきましたが、戦略を策定するにも、資金を調達するにも「人」の存在が欠かせません!

特に企業などの大きな組織となってくると、人がいかに生産性を持って働けるかができるのかが大きな論点となってきます。(日本は外国に比べてものすごく低い水準であるというデータも...)

具体的に学ぶこととしては、組織体系・人事労務・リーダーシップ・企業理念などがあります!

オペレーション

 戦略やそれを実現する資金・人があっても、商品やサービスを提供するための機器やプロセス、仕組みが管理されていないと機会損失に繋がりかねません。

そこでオペレーションが必要となります。

特に代表的なものとしては、商品が消費者に渡るまでの生産・流通プロセスを最適化するサプライチェーンマネジメント(SCM)があります。

経営学部にいると必ず学ぶ「トヨタ生産システム」も優れたオペレーションの代表例ですが、こちらはまた別で解説します!

経営学部って何を学ぶ?

ここまで「経営学」とはについて書いてきましたが、経営学部では何を学ぶか?実体験ベースで話します。(大学バレるな...って思いましたが、ええい、どうにでもなれ!!)

経営学部といっても1年から4年までガッツリ経営を学ぶわけではありません。
1~2年は教養科目をメインに、3~4年で経営関連の講義をメインに受けることになります。

経営学部で学ぶこと 1~2年: 教養、経営学の基礎  (経済学、簿記、企業の成り立ち・歴史)
3~4年: 経営学の中でも細かい講義(ベンチャー企業、各国の経営事情、国際マーケティングなど)

これらをみて分かる通り、経営学部では数学をほとんど使いません! (簿記は電卓を使うので算数レベルです)

あ、経済学部はバリバリ使うので要注意です!

社会人になって経営学は活かせる?

経営学は社会人になったら活かせる学問なのでしょうか?

答えは「Yes! だけど経営学部で学ぶ必要はないよ」です。

 

まずはYesについて

経営学部にいる以上、ものすごい数の企業の事例を研究することになります。なので、他の学部の人よりも企業のニュースや活動に敏感になるんですよね

若いうちから企業研究を通して、成功/失敗の原因となったか?と思考を巡らせるのは社会人になる前のいいトレーニングになると思います!

 

ではなぜ経営学部である必要がないのか?


2chを作ったひろゆきさんが「文系で学べるようなことは大体本でも学べます」と言っていましたが、まさにその通りだと思います。

いい本たくさんあるのでね、、、

また、経営学で学んだことを仕事に生かそうとするには、組織のそれなりのポジションにいることが求められます。。。

なので社会人1年目で同期と差をつけたい! という理由から経営学を学ぶなら、資料作成・PCの使い方、ロジカルシンキングやコミュニケーションスキルを磨いたほうがいいでしょう!

 

経営学の落とし穴

せっかくなので、経営学の限界・デメリットも紹介します

経営学部には

あの企業ホントにイケてないよな、、
俺だったら、もっとニッチな市場を狙うのに...

みたいな奴らがいますが、、

経営学は万能ではありません!!

所詮は学問ですからね笑
皮肉にも教授で社員として働いたことのある人はほとんどいないです💦

あくまで経営学を基礎知識として持った上で、その会社の資源をどう活かせば利益を最大化できるかを考えることが大事だと思います。

また、経営学で教えていることは過去の成功事例に過ぎないなので、必ず正解を導き出せるものでは決してありません。

そして何より、デジタルの領域を教えられる教授はほとんどいません。

特にマーケティングの領域はデジタル分野の発達により手法が日々増えていますが、学問が追いついていないと言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は経営学がどのような学問で、どのような分野に分かれるかを中心に解説しました!

後半は経営学の批判をしましたが(笑)、素晴らしい学問だと思っています!

この記事をきっかけに経営学を学びたいという大学生・社会人が増えたら嬉しい限りです。(できるだけ面白く学べるような記事を増やしていきます!)

この記事は以下の書籍を参考にしました↓