こんにちは、ノーシュン(@nonoblog0919) です!
都内の教育系スタートアップ でデジタル・マーケティングを担当しています。

今回は「競合ってなんだろう?」というざっくりとしたテーマで話していきたいと思います。どんな業界でも競合を意識することは大切! ただし、競合の定義や範囲は様々なので、いつの間にか認識のズレが生じてしまうかもしれません。

今回の記事は「競合」が大切な理由と自社・自分の競合は何かと答えられることを目標にしています!

本記事の内容マーケティングにおける競合の意味がわかる
様々な企業の競合を分析する力が身につく

競合を知っておくべき理由

以前、マーケティングとは売れる仕組みを作ることであり、市場を創造することと説明しました。

しかし、対象市場には競合の存在が必ずあります

市場の大きさ、そしてターゲット消費者の数は限られており、これらの競合他社は常にあなたの顧客を奪おうと目を光らせているのです。

有名な事例はブロックバスターとネットフリックスです。ブロックバスターはアメリカ全土で人気があったレンタルビデオチェーン店でしたが、オンラインの市場は小さいと軽視していました。

そこに漬け込んできたのが、ネットフリックスです。動画ストリーミングに顧客を奪われたブロックバスターは間も無く倒産することに。

競合の考え方

「競合との差別化を図ろう!」「まずは競合を分析することが大切」

このようなセリフを聞いたとき、どのような会社を思い浮かべますか?
"コカ・コーラ"を事例に少し考えて見ましょう。

ご存知の通り、コカ・コーラはアメリカ発の炭酸飲料です。
コカ・コーラ飲料としての枠組みで考えるならペプシが代表的な競合になりそうですね

ただし、ソフトドリンクというカテゴリで見れば、競合の数が一気に増えます。
三ツ矢サイダー、CCレモンなどの炭酸飲料を始め、午後の紅茶やお茶、天然水なども含まれてきそうですよね。

マーケティングの研究者として著名なコトラー氏もこのように言っています。

たいていの企業は自社に最も似た競合他社と競争する。シボレーはフォードと競争するが、フェラーリとは競争しない。だが企業は遠い競合他社も意識するべきである。コカ・コーラは、第一の競争相手は水道水であり、ペプシ ではないと述べている。

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント

コカ・コーラは、第一の競争相手は水道水であり、ペプシ ではない

これがコカ・コーラの競合は?という問いの答えです。

まさにこの考え方が競合の捉え方において必要なことであり、難しいところになるのです。次の章では競合を正しく捉えるノウハウについて解説していきます。

消費者が解決したいニーズで競合が変わる

コカ・コーラの競合はペプシ ではなく水道水であると明らかになりました。この二つで悩んでいる消費者はどのような課題を持っているのでしょうか。

コカ・コーラと水道水の共通点といえば、「飲めるものであること」なので、喉を潤すためにどちらかで迷っているということになるでしょう。

マーケティングの世界では「喉を潤したい!」というこの課題のことをニーズと言います。

それに対し、「コーラを飲むことで得られる効果」のことをベネフィット (便益) と言います。

今回の場合、「喉が渇いた」がニーズでしたが、他のニーズの場合の競合はどうなるのでしょうか。

例えば、「子供の誕生日パーティで飲み物を用意したい」がニーズの場合、競合は水道水ではなく持ち運びが可能で子供が喜ぶCCレモンやお茶が競合にあたるでしょう。

これが、消費者のニーズによって競合が変わるのという状態です。

まだコカ・コーラが水道水を第一の競合って言ったのに違和感があるな...

これ以外にも競合を左右される要素があるんだ!

財布、胃袋、時間という制約

コカ・コーラと水道水には決定的な違いがあります。
それは、お金がかかるか、かからないかという問題です。

競合は消費者のニーズによって決まるという単純な説明をしましたが、私たちの財布、胃袋、時間が限られていることを忘れてはいけません。コーラと水道水でいえば、お金を節約したい人は水道水を選択するでしょう。

コカ・コーラが水道水を第一の競合とした真意は分かりかねますが、当時のアメリカでは、安く喉を潤すことがベストだったのかもしれません。

胃袋でいうと
「何か食べたい」というニーズと共に「夜ご飯までにお腹を空かせたい...」と思っていれば、しっかりとしたレストランではなくファストフードなどで済ますかもしれません。

時間でいうと
コロナが広がったことにより、私たちがお家で過ごせる時間は圧倒的に増えました。この限られたお家時間の中で、いかに長く自社のサービスを使ってもらえるか?企業は熾烈な争いをしています。 Amazon PrimeやNetflix vs ゲームといった他業界同士のバトルが起きうるのです。

競合分析

最後に競合分析について少し話しましょう。
競合を特定したところで、どのようにそれらの企業を分析していけばいいのでしょうか。

最も手っ取り早い方法は、競合の広告キャンペーンを見ることだと思います。

企業の広告には伝えたいメッセージはもちろん、トンマナ が伝わるように設計されているので、どのようなターゲットを取ろうとしているかが分かります。

*トンマナ = トーン&マナーのこと。色調やデザイン、スタイルなどに一貫性をもたらすことを指します。 (例: コーラ = 赤、クリスマスのイメージ)

ちなみにFacebookでは、競合のアカウントを入れると他社の広告が見れたりしますよ!

終わりに

いかがだったでしょうか。今回は競合の捉え方について、ひたすら語っていきました。今回は下のことだけ覚えて帰ってください!

競合は消費者のニーズによって変わる

引き続きマーケティングに関連したトピックを取り上げるので、ご期待いただけると嬉しいです。最後に参考書籍を紹介します!

こんにちは、ノーシュン(@nonoblog0919) です!
今回は教養系! 西洋の美術史について解説していきます。

美術って専門的に学ばないと難しそうですし、勉強したのも中学・高校の頃なので覚えていませんよね。。

今回は、美術がどのように変わってきたのかという大きな流れを始め、絵画や画家の面白いエピソードなどを交えていきます!

美術史の流れ

美術史は大きく分けて5つの時代区分に分けることができます。

美術史の時代区分

原始・古代の美術 ・・・問題No.②

中世美術

ルネサンス美術・・・問題No.③

バロック・ロココ美術

近代美術・・・問題No.①,⑤

20世紀と現代の美術・・・問題No.④

*時代区分には諸説ありますが、今回は美術検定の公式テキストの区分を参考にしています。

原始・古代の美術

まずは原始・古代の美術!

原始とある通り、狩りで生活をしていた時代においても美術品が見られます。
下の画像はオーストリアで発見された『ヴィレンドルフのヴィーナス』です。

この頃の美術品は、獲物を捕まえられるように祈って洞窟内に壁画を描いたり、子孫繁栄を願い女性の形をした像を作ったりと呪術的な願いを込められているものが多いと考えられています。

『ヴィンレンドルフのヴィーナス』

Plp, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

文明の美術

様々な地域で文明が生まれ始めます。現在のイラクにあたるメソポタミア文明、エジプト文明などあげるとキリがないですが、美術で特に後世にも影響を与えたのがギリシャ文明です。

ギリシャ文明

ギリシャ各地に散らばる都市国家(ポリス)をアレクサンドロス大王が統一することを機にギリシャ文化は大きく広がります。

この時期の美術は、神が人間と同じような見た目をしていると考えられたため、一気に人間を模した作品が作られるようになります。

特にギリシヤ文化の後期にあたるヘレニズム文化は激しく、感動的な動きに溢れた作品が印象的です。

『ミロのヴィーナス』

Photo by mzopw, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

『サモトラケのニケ』

実はNike のモチーフとなっている本作! たしかに Nikeでニケと読めますよね

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーヴル美術館, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

中世美術

中世の美術を一言で表すと"キリスト教美術"です。

今では世界中で信仰されているキリスト教ですが、中世ではその考えが受け入れられず、迫害を受けている時代がありました。ひっそりとキリスト教が信仰を続ける中、313年にキリスト教が国教化されたことを機にキリスト美術は盛んになっていきます。

この時期の美術の多くは建築に表れていますね。

ロマネスク様式のピサ大聖堂 (イタリア)

 

ゴシック様式のノートルダム大聖堂 (フランス)

 

絵画でいうとモザイク画が多く見られます。
モザイク画は色の付いた石やガラスを小さく砕いたものを壁に埋め込みながら描かれました。

Meister von San Vitale in Ravenna, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

中世の美術は2~15世紀とかなり長いですが、いわゆる著名な画家はこの時代にはまだ生まれていません。次に説明するルネサンスで大きく美術の動向が変わっていきます。

ルネサンス美術

15~16世紀にかけてルネサンス美術が栄えます。ルネサンスとは「再生」を意味します。これまで宗教画がメインとなり、キリスト教によってモノの見方が制限されていましたが、改めて原点、すなわちギリシャやローマの古典的な美術に立ち返ろうとしたのです。

絵画の特徴としては「人文主義」の精神が現れています。人間であることの素晴らしさに立ち返ろうとした時代でした。

ルネサンスは時代や地域によって分類されますが、始まりはイタリアのフィレンツェでした。

初期ルネサンス

銀行業を営むメディチ家が財を成し、芸術家の輩出をフィレンツェにて後押ししました。

初期ルネサンスは建築・絵画・彫刻の3つの分野で革新的な指導者が現れました。それぞれブルネレスキ、マザッチョ、ドナテッロです。

<ルネサンスの指導者たち>

建築・・・ブルネレスキ

絵画・・・ジョット

彫刻・・・ドナテッロ

ブルネルスキがドーム部分の改修に携わったサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

ジョット『ユダの接吻』

 

 

ジョット・ディ・ボンドーネ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ドナテッロ『ダヴィデ』

ドナテッロ, CC BY-SA 2.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

盛期ルネサンス

初期ルネサンスでは、一般的に知られている作品があまり出てきませんでしたね。でも大丈夫! 盛期ルネサンスはレオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロラファエロといった名匠たちが次々に輩出されます。

これまでのルネサンスの中心はフィレンツェでしたが、海上貿易が盛んになったことで芸術の舞台はヴェネツィアへと移ります。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

まずは、レオナルド・ダ・ヴィンチです。
彼は "見たものしか信じない"というスタンスを徹底しました。考えてみると、これまでの絵画はどれも線的で輪郭線がはっきりとしていますよね。

ダヴィンチはそこで線を描かずぼかすことで輪郭線を表現しました。

レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』

レオナルド・ダ・ヴィンチ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ダ・ヴィンチは絵画だけでなく、建築学、数学、天文学など様々な分野を研究しました。人体を正確に描くために死体解剖したとさえ言われています。

ミケランジェロ

ミケランジェロも彫刻、絵画、詩など広い分野で才能を発揮しました。
彼は自身を彫刻家であると言い張っていましたが、絵画も素晴らしい!

ミケランジェロ『最後の審判』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼が60歳になってから挑んだ作品。

ほぼ1人で6年の歳月をかけて描かれたと言われています。

ミケランジェロ・ブオナローティ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

彫刻としてはダヴィデ像が有名ですね。
この作品6mもあると言われています。彼は88歳で亡くなるギリギリまでノミをふるっていました。

ミケランジェロ 『ダヴィデ像』

Livioandronico2013, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

ラファエロ

最後はラファエロです。彼は37歳と若くして亡くなりましたが、今でもその作品は多くの人から支持されています。

ラファエロ『アテネの学堂』

ヴァチカン宮殿の壁面に描かれた本作品には、様々な登場人物が描かれています。ギリシャの哲学者のプラトン、アリストテレス、ソクラテスを始めゾロアスター教の開祖であるゾロアスター、マケドニアの王であるアレクサンドロス大王まで。総勢50人を超える古代の学者が描かれていると言われています。

ラファエロ・サンティ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ラファエロは聖母子像を多く描いたことで有名です。
中でも有名なのが下の『小椅子の聖母』。

この作品、街中で見かけた美しい母親を咄嗟に描こうとしたラファエロが、キャンバスを持っていなかったために近くにあったワインの樽を壊して蓋に描いたんだとか笑

ラファエロ・サンティ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

バロック・ロココ美術

 新航路の発見によって交易の中心がイタリアから他の国に移っていきます。スペインやフランス、宗教改革の波が訪れたオランダやドイツの国力は増し、絵画の形も徐々に変わっていきます。この時代ではこれまでキリスト教を題材としていた絵画が一気に庶民的なものへと移っていきます

バロック美術において象徴的なのがオランダ、
その後のロココ美術においてはフランスが時流を表しています。

時代区分で言うと
16世紀後半~17世紀をバロック美術、18世紀の美術をロココ美術と言います。

バロック美術

バロック美術の特徴はなんと言っても絵画のジャンルが大きく増えたことです。これまでは宗教画や神話画だったのが、食器や果物を描く「静物画」、庶民の日常生活などを描く「風俗画」や風景画へと広がっていきます。

静物画

イタリアのカラヴァッジョは静物画の先駆者と言われています。
静物画は一見するとただの物を描いているようですが、「儚さ」や「虚しさ」を暗示しています。*このような主題をヴァニタスと呼んだりします。

ヴァニタスは骸骨や砂時計といった(死)を暗示するアイテムによって表現され流こともあれば、下の作品のようにみずみずしい果物(生)と枯れた葉(死)を並べることで死生観が込められることがあります。

カラバッジョ『果物籠』

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

クラース『ヴァニタス』

ピーテル・クラース, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

風俗画

日常のワンシーンを描いた物を風俗画と呼びます。イタリアの画家であるカラッチの『豆食う男』は史上初の風俗画と言われています。

カラッチ『豆食う男』

アンニーバレ・カラッチ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

風俗画はその後、オランダへと一気に広がりました。
フェルメールやフランス・ハルスなどが代表的な画家として存在しました。

フェルメール『牛乳を注ぐ女』

ヨハネス・フェルメール, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

フランス・ハルス『陽気な酒飲み』

フランス・ハルス, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

風景画

意外なことにバロック美術を迎えるまで風景画は描かれていませんでした。これまでは宗教の背景に過ぎない風景が主題となったのは17世紀のオランダでのことです。貿易が発達したことにより商人が財を成し、芸術にお金をつぎ込むことになります。

ロイスダール『ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車』

ヤーコプ・ファン・ロイスダール, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ロココ美術

バロック美術はフランスのルイ14世により良くも悪くも厳格な表現が多く見受けられました。ルイ14世の死去と共に生まれたのがロココ美術です。ロココではこれまでの窮屈な状況からの反動として自由で派手な表現が特徴の美術です。

ヴァトー『シテール島の巡礼』

フラゴナール『ぶらんこ』

ジャン・オノレ・フラゴナール, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

バロックと比べると色使いが華やかなのがわかりますね。特にぶらんこは愛人を乗せ、彼女の脚が見える位置に依頼主を描くというかなりきわどい表現がされた作品でした。

この時代でも、女性の裸体などの官能的な表現は神話や聖書を題材にしているものだったので、いかに特異な作品であったかがわかります。

近代美術

18世紀末~19世紀の美術を近代美術と言います。フランスを中心とした新古典主義・ロマン主義を始めとし、皆さんが大好きな印象派までが含まれます。

新古典主義

この時代では南イタリアのポンペイ遺跡などの発掘をきっかけに、古代ギリシア・ローマの美術全般についての研究が盛んになりました。

古代への羨望が高まるとともにフランスで革命が起きました。
これまでは王や貴族が権力を持っていたのが、市民へと広がりを見せた転換点でもあります。

芸術においても宮廷を中心としたロココの繊細な美術はだらしないものと見なされ、多くの芸術家が従来の美術からの脱却を目指し始めます。

特に有名なのが、ダヴィッドとアングルです。

ダヴィッドは古典に倣った作品を描きましたが、ナポレオンの作品を描いたことでも有名です。

ダヴィッド『ホラティウス兄弟の誓い』
ジャック=ルイ・ダヴィッド, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ダヴィッド『皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠』

ジャック=ルイ・ダヴィッド, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ナポレオンの没落と共に亡命したダヴィッドの後継者となったのがアングルです。
後ほど説明するロマン主義に対抗するために、新古典主義の代表として期待されていましたが、彼の『グランド・オダリスク』は大きな批判を浴びます。

アングル『グランド・オダリスク』






イスラム君主ハレムに仕えるオダリスクをモチーフにした作品。

この作品、よく見ると背中が異常に長いことに気付きます。アングルは解剖学的な事実を無視して、線としての美しさを表現しようとしました。そういう点では古典的な肉体美を理想とする新古典主義からは逸脱した作品と言えます。
ドミニク・アングル, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ロマン主義

ナポレオンの敗北と共に新古典派主義は衰退していきました。
ちょうどその頃、フランスでは遠征を機にイランやイスラヘルなどのオリエント世界への関心が高まっていき、より自由な表現を画家たちは求めます。

この時期で覚えておくべき人物はジェリコードラクロワ
ジェリコーは若い頃からナポレオン軍の兵士や馬を描いていましたが、下の『メデューズ号の筏』でロマン主義の先駆者としてその名を残します。

ジェリコー『メデューズ号の筏』






1816年に起きた悲劇を取り上げた作品。

西アフリカ海岸で座礁した軍艦に乗っていた147人が急ごしらえの筏で13日間漂流した実際の事件が主題。政府の責任で起きたこの悲劇で生き残ったのはわずか15人。発見されるまでの間、狭い筏の上では疫病の流行と餓死者の続出、人肉を食べるなどの行為も。時事的なテーマを取り上げたという点で今作は大きな議論を生みました
テオドール・ジェリコー, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ドラクロワはジェリコーの友人でした。
彼は絵画を政治や思想を絵画に反映することを嫌ってましたが、フランスで起きた七月革命を機に感情の赴くままに描いていきます。特に有名なのが『民衆を導く自由の女神』です。ロックバンドのColdplayがジャケットで使っていたので知っている人も多いのでは?

ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』







政府の憲法違反に対して、パリ市民の怒りが爆発。
民衆蜂起の様子を題材にした作品。
中央でフランス旗を掲げているのが「自由」を擬人化した女神像です。銃を持ち、勇しい姿が印象的ですが当時は女神が生々しく、脇毛が生えているように見えると批判が集まったのだとか。
ウジェーヌ・ドラクロワ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

他にもイギリスのフュースリやブレイクなど多くの画家がこの時代に生まれました。イギリスでは文学を主題にした作品、詩や聖書の挿絵など、ロマン主義では様々な表現方法が確立されたと言えます。

写実主義

これまでの絵画は現実世界に必ず存在していたものではなく、理想の世界を絵画を通して表現してきました。故にダイナミックな構図・色合いが使われていたわけですが、写実主義では見たものをそのまま描くことを目的としています。こういった写実主義への動きが後の印象主義へとつながっていくのです。

代表的な画家はクールベミレー

クールベは労働者や農民などの身近な生活を社会的抗議の意思を込めて描きました。当時の芸術界ではかなり攻めた作風であったため、批判も奥1855年のパリ万博では出品が拒否されることに。自信家であったクールベは、万博の向かいの建物を借り、なんと自費で個展を開催! これが世界初の「個展」となりました。

クールベ『オルナンの埋葬






クールベの故郷であるオルナンで行われた葬式を描いた作品。
縦3m×横7mという巨大なキャンバスに描かれたので、登場人物はみな等身大! リアルな表現を好んだため、司祭も美化されることなく描かれましたが、このような質素な作風がサロンの批判の的に。そのことから、モデルとなったオルナンの人々も怒りを露わにしクールベは故郷に帰れなくなってしまいました。

ギュスターヴ・クールベ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

お次はミレー。ミレーもまた農民の生活はや姿に主題をおいた画家でしたが、元々女性のヌードや男女のまぐわいを描いていた画家でした。ある画廊でミレーのことを「裸の女の尻や胸ばかりを描いている画家」と聞いて農民画を描くことに転向したんだとか。

ミレー『落穂拾い』








刈り入れ後の麦畑に残された落穂を拾う農婦たちを描いた作品。
落穂拾いとは、麦畑に残された落穂を拾い集めて糧にするという貧しい農民のみに許された権利でした。中央に描かれている3人の農婦はこの土地で働く農民でなく、画面右奥には馬に乗った紳士が彼女らを監視しています。当時の格差社会の厳しさが感じられる作品となっています

ジャン=フランソワ・ミレー, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

印象主義

みなさん大好き印象派。

名前を知っている画家はだいたいこの時代の人だったりしますよね笑
印象派はこれまでの絵画表現と比べて光による色の微妙な変化を意識しました。
元々はマネが大きく影響を与えた印象主義ですが、のちにポスト印象主義と言った個性的な芸術へと繋がっていきます。

印象主義の画家
・マネ
・モネ
・ルノワール
・ドガ
・ピサロ

ポスト印象主義の画家
・ゴーガン
・ゴッホ
・スーラ
・セザンヌ

クールベやミレーがもたらした写実主義の流れに感受性が足され、19世紀後半に始まるこの印象主義へと繋がっていきました。今では西洋画の代表格とも言える印象主義・印象派ですが、当時の人はその芸風を受け入れられませんでした。印象派」という名前も批評家のルイ・ルロワが「印象主義の展覧会」と皮肉を込めて名付けたことが始まりです。

マネ『草上の昼食』











印象派の先駆けとなったスキャンダラスな作品。
ラファエロの作品をモチーフにした今作でしたが、物議を醸したのは裸の女性。当時は宗教画や神話が以外で裸の女性を描くのはタブー。しかもこの女性は娼婦がモチーフ。
世間からの批判を浴びた今作ですが、後の印象派の画家たちに大きな影響を与えました。

エドゥアール・マネ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
モネ『印象・日の出』







セーヌ川河口の街、ル・アーヴルの港の日の出を描いた作品 。

特筆すべきは「筆触分割」と呼ばれるその技法。従来のように絵具を混ぜて固有の色を作るのではなく、隣同士に色を配置することで変化する光の輝きを表現しました。


クロード・モネ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

ポスト印象主義

ポスト印象主義は後期印象主義という意味です。
ただし、マネやモネなどの前期とは恐ろしく画風が異なります。

彼らは光を意識するという共通項がありましたが、ポスト印象主義の画家たちは印象派を越えようと新たな芸術をそれぞれが模索していきました。わかりやすいのが、ゴッホ、セザンヌです。

ゴッホ

『ひまわり』が特に有名なゴッホですが、彼の人生は壮絶でした。精神病に苦しめられ、自身の耳を切り落とすことも。わずか37歳にして自殺。この世を去ってしまいます。彼の不安に満ちた心理状態を絵画を通して表現しました。

ゴッホの『1889年の自画像』と『夜のカフェ』

『1889年の自画像』 はゴッホが入院していた時に描かれた作品。自殺直前のためか背景の渦巻模様とゴッホの険しい表情は妙な緊張感を鑑賞者に与えます。

 

『夜のカフェ』では、緑と赤といった補色が組み合わされています。色環の中で正反対に位置する2色なので、観ている人に強烈な印象を与えます。明るい色にも関わらず退廃的な印象があるのも特徴です。

 

フィンセント・ファン・ゴッホ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

セザンヌ

セザンヌは初めて絵画のモチーフを円形や三角形などの形に簡略して描いた画家です。
写実性を取り払い、単純な形に置き換えたこの試みは後のキュビスムへと繋がっていきました。

セザンヌ『サント・ヴィクトワール山』










エクサン・プロヴァンスの南西のベルヴという高台から、サント・ヴィクトワール山を描いた風景画。

松を画面の手前に大きく描いた構図は日本の浮世絵の影響によるもの。描くモチーフの形態を様々な角度から観察し、丸や三角などの単純な形に置き換えても、配色や独自の空間表現により美しさが感じられる作品になっています

ポール・セザンヌ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

20世紀と現代美術

少し飛んで20世紀の美術について。
※調子に乗って細かく書きすぎたので、19世紀に活躍したラファエル前派やナビ派などの画家は別の機会で解説。


この時代の美術は個性的と言わざるを得ないでしょう。これまでの絵画の常識を破壊し、絵画でしか作ることのできない表現や独自の技法が次々と生まれていきます。
全てをカバーすることは控えますが、それらを大別するならフォーヴィスムキュビスムダダイスムシュルレアリスムの4つは欠かせないでしょう。

フォーヴィスム

フォーヴィスムはその強烈な色彩、大胆な筆使いを「野獣(フォーヴ)」と批評家が嘲笑したことが由来となっています。
代表的な画家はマティス、ルオー、ヴラマンクなど。

マティス『赤のハーモニー』

フォーヴィスムには明るい色や細部の簡略、平面的な空間描写がみられます。本作は全体の4分の3以上を明るい赤で塗られていて、マティス独特の絵画表現となっています。

元々は緑を基調とした"青いハーモニー"だったらしいですが、完成形に納得いかなかったマティスが赤に塗り直したんだとか。



 


キュビスム

続いてキュビスム。フォーヴィスムが色使いに対しての革命だったのに対し、キュビスムは形態や構成の変化に取り組みました。キュビスムで有名な画家はピカソ。

ピカソ『ゲルニカ』








絵画のタイトルにもなっているゲルニカはスペインにある小さな村の名前。

この村は1937年に第二次世界大戦下でドイツ空軍に無差別攻撃を受け、多くの犠牲者を出しました。この訃報を聞いたピカソは怒りを露わにし、幅7m以上にもなるこの作品を描きあげたと言われています。

Gernika-Lumo, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

ダダイスム

世界大戦は人々を不安や恐怖に陥れました。一方で既存の社会体制や政治を疑問視する声もあり、芸術界においても攻撃的・批判精神に富んだ活動を始める人が出てきます。これらを総称して「ダダイスム」と呼びます。

ダダイスムの中で特に有名なのがマルセル・デュシャンの『泉』。これまでの常識から逸脱したこの作品は後のシュルレアリスムへと繋がっていきました。

マルセル・デュシャン『泉』















これまでの作品とは一線を画しているこの作品。

なんとデュシャンは普通に売られている既製品(=レディメイド)の便器に署名をしただけのものを展覧会に出品しました。何でも出品して良いと謳っていた展覧会はこれを拒否。どこからが芸術作品なのかを考えさせてくれる作品です。

 

 

マルセル・デュシャン, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

シュルレアリスム(超現実主義)

パリのダダ運動に参加した詩人のアンドレ・ブルトンは芸術に新たな可能性を求め始めます。人間の意識の裏にある夢や無意識といった世界を芸術において開放しようとしたのです。要するにこの世でありえない事象を描き始めます。(こうなってくるとやりたい放題ですね笑)

シュルレアリスムには様々な表現技法があります。例えば「自動記述」= (オートマティスム)は、事前に構想することなく記述を始めてみて絵画を作るというもの。これもまた無意識下だからこそ生まれた作品と言えますね。

ダリ『記憶の固執』

ぐにゃぐにゃとやわらくなった3つの時計が印象的な作品。

妻が食べていたカマンベールチーズが溶けている様子から着想を得たと言われていますが、もう1つ有力な考察があります。

ダリは幼少期から性的コンプレックスを抱いており、勃起不全になってしまいます。ゆえに「硬さ」や「柔らかさ」に執着してたダリは時計を柔らかくしたとも言われています。

おわりに

いかがだったでしょうか!
美術はどうしても難しいイメージがありますし、まとまった時間がないと勉強する気にならないですよね。この記事を機に美術や絵画への関心が深まれば嬉しいです。

どうしても大枠の説明になってしまったので、時代ごとの細かい説明はまたの機会に!

今回は、現代語訳『論語と算盤』について書評をしていきます!
この本の著者は「日本資本主義の父」と言われている渋沢栄一です。

吉沢亮さんが大河ドラマで演じられていたり、次の1万円札の人物に抜擢されていることから、最近注目されている人物ですね!

今回の記事では、渋沢栄一ってどんな人?から始め、この本の大まかな内容と感想について語っていければと思っています!!

渋沢 栄一 (著), 守屋 淳 (翻訳)

読んだ理由

こんなに注目されている渋沢栄一を全く知らないのはやばいな...と思い、手に取ってみました! 新書なのでページ数も249ページと比較的ライトかと思います。

ただ、一つ勘違いしないで欲しいのが、この本は決して渋沢栄一の伝記ではありません! 僕自身勘違いしてました...笑

あくまでも渋沢栄一という人物の仕事とはどうあるべきかといった哲学を本人が著している本になります。

渋沢栄一ってどんな人?

渋沢栄一の名前を知っていても何をした人か答えられる人は多くないのではないでしょうか?
僕もよくわかっていないまま読み始めたのですが、導入部を読んだだけで興味が一気に増しました。

会社に出勤するため、いつも通りJRに乗って日経新聞をひらいた。ふと目をやると、車内吊り広告にサッポロビールのうまそうな新製品の宣伝がある。そういえばもう年末、クリスマスは帝国ホテルで過ごして、初詣は明治神宮にでも行くかなあ。

驚くなかれ、ここに出てくる固有名詞すべての設立に関わった人物が、渋沢栄一なのだ。

論語と算盤「はじめに」より引用

渋沢栄一は「日本資本主義の父」とも評され、JR,日経新聞,サッポロビール,みずほ銀行,帝国ホテル,東京海上日動火災保険などの名だたる企業の設立に携わった実業家であり慈善家です。

彼は埼玉県深谷市血洗島に生まれ、第15第将軍の徳川慶喜に仕えました。
その後、フランス渡航する機会があった渋沢は資本主義によって支えられたヨーロッパ経済に驚きます。

ご存知の通り、日本は鎖国をしていたことにより近代化が遅れていましたが、経済の仕組みにおいても遅れを取っていました。商業といえば町人が行うもので、政府が主導することはありませんでしたし、何より日本には伝統的な身分制がありました。フランスに渡った渋沢は軍人と商人が対等に話す姿を見て驚いたと記しています。

渋沢は官僚も務めました。大蔵省(現財務省)で資本主義の体制を推進した後、実業界へと足を踏み入れます。

彼が設立に関わった会社はなんと481社!
その他にも500以上の慈善事業に関わったと言われています。

『論語と算盤』の内容

先ほども書きましたが、論語と算盤は渋沢栄一によって書かれた本であり、決して伝記ではありません! 

まずは、論語と算盤という変わったタイトルについて説明しましょう。

『論語』は中国の春秋時代に活躍した孔子の言行録であり、「人はどう生きるべきか」「どのように振舞うのが人として格好良いのか」といった道徳的な部分をカバーしています。

ビジネスに対し「金儲け」と言ったマイナスイメージがあった実業界にこの論語の精神を取り入れようと説いているのが本書であり、渋沢は常に「論語と算盤は一致するべきである」言っています。

「士魂商才」というのも同じような意味で、人の世の中で自立していくためには武士のような精神が必要であることはいうまでもない。しかし武士のような精神ばかりに偏って「商才」がなければ、経済の上からも自滅を招くようになる。だから「士魂」とともに「商才」がなければならない。

ビジネスにおいてSDGsやCSR(企業の社会的責任)が重要視されている昨今、事業を行うこと・仕事をすることの意味や道理を考えさせてくれる1冊となっています。

『論語と算盤』の感想

論語と算盤では当時の国の課題や現状を述べつつ、渋沢の仕事における哲学が書かれています。

その中でも、金・仕事 = 悪という考え方が蔓延していた江戸後期において、道徳を経済活動に取り入れれば社会に還元できるを説いているわけですが、この金・仕事 = 悪 という考え方は今でもまだ残っているように感じるんですよね

極端な例ですが、例えばZOZOの前澤社長のお金配り。
自身のお金を多くの方に配っていることは行為として素晴らしいにも関わらず、どこか穿った見方を僕はしてしまいます。

"お金は正しく使われれば決して卑しいものではない" このことを胸に刻みつつ、自分がどう企業・社会に貢献すれば世の中のためになるか考えさせられました。

印象に残ったフレーズ

論語と算盤は仕事をしている社会人の全ての人に読んでもらいたい1冊だと思いますが、若者に向けてのメッセージが多いように感じました

特に僕は今年で新卒1年目なので心を動かされましたね...

いくつか抜粋したいと思います!

蟹穴主義

あんまり馴染みがない言葉ですよね。渋沢は「蟹は、甲羅に似せて穴を掘る」という主義で「渋沢の身の丈」を守ということを心掛けているらしいです。

要するに、自分の力を過信して身の丈をこえた望みを持つのでないということなのですが、こんなに偉業を成し遂げた渋沢がここまで謙虚なのかと驚かされました。

もちろん意欲的に新しいことを挑戦することは大切なのですが、自分がなすべきことを決めた上で行動するというバランスが大切だと教えられました。

常識とは「智、情、意」

社会に出ると常識を持っていなければなりません。

常識なんて大人が勝手に作ったルールでしょ?

と調子に乗って考えていた時期もありましたが笑
いったい「常識」ってどういうものを指すのでしょうか?

渋沢は常識には「(知恵、情愛、意志)」の三つの調和が必要だと述べています。

常識を身に付けるには、物事のプラス面やマイナス面を見分ける能力、すなわち「」- 知恵 が必要です。

ただし「智」ばかりでも、自分の利益のために他人を突き飛ばすような人になってしまえば目も当てられません。

ここで必要なのが「」-情愛 です。
「情」が加わることによって知恵のみに偏るのではなく、バランスを保津ことで、円満な解決を与えてくれます。

この二つで十分な気がしますが、渋沢は「情」にも欠点があると言っています。
それは瞬間的に湧き上がりやすいことです。
私たちはつい瞬間の感情で決断をしてしまうことがあります。このような動きやすい感情をコントローするために「」- 意志が必要だというのです。

終わりに

今回は渋沢栄一の『論語と算盤』について書評をしました。
現在、大河ドラマ等で注目を浴びている人物なので、是非この機会にチェックしてみてください!

渋沢 栄一 (著), 守屋 淳 (翻訳)

こんにちは、ノーシュン(@nonoblog0919) です!
本記事では、ブランドとは? ブランディングとは?という疑問に答えていきます!

マーケティングで頻出の「ブランド」という言葉ですが、大学や実務で使わない限り、理解を深める機会はないですよね、、、

この記事では、ブランドの基礎を理解してもらうことを目的としています

本記事の内容
①ブランドの定義・役割
②ブランディングとは?
③ブランディングの難しさ

日常とマーケティングでの「ブランド」の違い

皆さん、「ブランド」ときいて何を思い浮かべますか?

ドルチェ&ガッバーナ、シャネル、エルメス...などの高級品を思い浮かべる人が多いのでは?

もちろんこれらはブランドに当たるのですが、マーケティングにおけるブランドはもっと広義なものです。

インターブランドという企業が毎年ブランドランキングを出しているので、少しみてみましょう!

Interbrand公式サイトより

あれ、高級ブランドが見当たらないね。

僕たちが普段目にする企業もブランドなんだよ!

そう、ブランドは高級品とは限らないのです
そして何より奥が深いんですよブランド論っていうのは!!

今回の記事は、ブランドの定義や範囲、そもそもブランドって何なの?のような基礎的なところについて書いていきます。

到底1回の記事では収まらないので数回に分けて、より詳しく書いていく予定です!!

ブランドの定義

ブランドの定義は様々ありますが、頻繁に引用されるのはアメリカ・マーケティング協会(AMA)の定義です。

個別の売り手もしくは売り手集団の商品やサービスを識別させ、競合他社の商品やサービスから識別させ、競合他社の商品やサービスから差別化するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはそれらを組み合わせたもの

アメリカ・マーケティング協会

ここで大事なのはブランドが名称やシンボルだけでなく、言葉や記号、デザイン、あるいは組み合わせたものなど広い範囲のものを指していること 

Appleを例に考えてみましょう

 

Appleといえば、名前の通りリンゴのシンボル、欠けたリンゴのロゴが思い付きますよね。ただ、Appleをカッコいいと思う理由はそれらだけでしょうか?

例えば、MacBookの商品としてのデザイン性、カリスマ経営者スティーブ・ジョブスの生涯ストーリー、Apple Storeの洗練された内装...

このように私たちはロゴやシンボルだけでなく、他の色々な要素を認識して「あ、これはAppleのものだ」とブランドを識別するんです!

ブランドの役割

ブランドの定義がわかったところで、企業が強いブランドを持つことの意味ってなんなのでしょうか? なぜさっき紹介したInterbrandのランキングが毎年注目されるのでしょう?

答えは単純。ブランドを持つことで「有利」になるからです!

私たちは普段何気なくブランドという言葉を使っていますが、企業にとっては物凄いたくさんのメリットがあります。

ブランドを持つことの意味
・強いブランドは何度も買われる
・高い値段で買ってもらえる
・競合との勝負に勝てる

それぞれ解説していきます!

強いブランドは何度も買われる

ブランドを持つと一定レベルの品質が保証されます。そして私たち人間は損をしたくない生き物です。「どうせ買うならリスクを負わないで、間違いのないものを買おう!」って思うんですね。

*ちなみに得をするより損をしない行動をとることをプロスペクト理論と言ったりします。

そして、何回もこのような行動を繰り返していくと、特定のブランドを好きになることがあります。(僕もAppleの製品大好きです笑)

このような特定のブランドに対する愛着や忠誠心を「ブランド・ロイヤルティ」と言い、これが高いと1人のお客さんが企業に落としてくれるお金が大きくなり売り上げの増加に繋がっていきます!

高い値段で買ってもらえる

皆さんは目隠しをした状態でビールを飲み比べることができますか?

キリン、アサヒ、サッポロ、ヱビス...

当然、味には多少の違いがあると思いますが、意外と自信を持てる人は少ないのではないでしょうか?

けど、味の違いがわからないにも関わらず値段って違いますよね?
そう、私たちはブランドに左右されてその商品の価値を決め、お金を払っているんです

もし、エビスを普段から飲んでいて、スーパドライ(約206円)とヱビス(約240円)の見分けがつかなかったらその人は約34円ほど損をしていることになります。

経ったの34円ならエビスを飲んで優越感に浸るわ!

ごめんごめん笑
本人が満足していたらそれでいいんだよ笑

今回はビールを例に出しましたが、アパレルとかになるとこの差額はより広がっていきますよね。。裏を返せば、強いブランドを築くことで商品の金額をあげることができるのです。

*「これくらいなら払ってもいいかな~」という額のことをWTP(Willingness to Pay」と言います。
ブランドを築くということはWTPをあげるということを意味するのです。

ブランディングとは?

少し勉強をしている人だと、ブランドだけではなく「ブランディング」という言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。

ブランディングとは簡単にいうなら強いブランドを作るための一連の活動のことです。ただしこれも様々な定義があるので少し学術的に見ていきましょう。

マーケティングの研究者で有名なフィリップ・コトラー氏はブランディングを下のように定義しています。

ブランディングとは、「製品やサービスにブランドの力を授けることであり、ひとえに差異を作るプロセスといってよい。製品をブランド化するためには、製品に名称をつけ。さらに製品の識別に役立つ他のブランド要素を用いることによって、その製品が「何者」であるかを、また、その製品が「何」をするのか、消費者は「なぜ」気にかけるべきなのかを、消費者に教える必要がある

マーケティング・マネジメント

ブランディング = 製品やサービスにブランドの力を授けることと書いてありますね。そしてやはり差異をつけることの重要性も書かれています。

ただ、特に重要なのが後半部分!

その製品が「何者」で「何」をして、「なぜ」気にかけるべきなのか

ただ、差別化をするだけでは消費者は選んでくれません。顧客志向になり、何がブランドとして求められているのかを追求していく必要があるのです。

次章では、これがいかに難しいかについて解説していきます。

ブランディングの難しさ

ブランディングには学校のテストのような正解はありません。
これまでいくつもの本や研究が公開されましたが、他の人の研究を覆したり、疑問を呈しているものがいくつもあります。

そして何より日本のブランド力というのは、海外のブランドと比べるとドンドン下がっているのです!

先ほどは日本のブランドランキングでしたが、今度は世界のブランドランキングを見てみましょう。

Interbrand Best Global Brands

Top 20でみると日本企業は7位のトヨタと20位のホンダのみ! ( ゚д゚)

なぜこんなにもブランディングは研究され続け、競合に勝つブランドを築くのは難しいのでしょうか

ブランディングとは精神構造

コトラーのブランディングの定義の続きをみると、このような一節があります。

ブランディングとは精神構造を作り、消費者が製品やサービスについての系統立った知識を形成し、意思決定が明確になるようにするのを助けることをいう。

マーケティング・マネジメント

ブランディングとは、精神構造を作っていくこと
つまり、ブランドの最終判断をするのは顧客自身の心理であると言うことを忘れてはいけません。

企業側が「今回はこんな広告を打って、ブランドへの愛着を増やしてもらおう!」と意図していたとします。ただし、顧客がその広告を見て、メッセージをその通りに受け取ってくれるかは始めてみないとわからないのです。

わかりやすい事例だと、
大塚家具の社長が父→娘に変わるや否や赤字転落してしまった事例があります。

娘の久美子氏が行ったことは、これまでの「高価格帯」から「中価格帯」へと変更するという方針でした。ちょうどニトリやIKEAが躍進していたので、この方向に舵を切ったと言われています。

一見すると、価格が安くなるのでメリットしかないように感じますが、この変更がブランドを大きく毀損することになります。

大塚家具=高級ブランドのイメージが消費者に認知されていたにも関わらず、
低価格路線に走ったことで、消費者が大塚家具を選ぶ理由がなくなってしまった。

このようにブランドは非常に敏感なものであるが故、適切なブランディングを行うことは非常に難しいのです。事実大塚家具のこの件に関しても賛否が分かれていました。

終わりに

いかがだったでしょうか?
今回はブランドとは?という素朴な疑問に回答しつつ、できるだけ深く、学術的に解説していきました!

今後もより皆さんの理解が深められるコンテンツを書いていくのでチェックいただけると嬉しいです!

最後に今回参考にした本をいくつか紹介しますね。

Philip Kotler (著), Kevin Lane Keller (著), 恩藏 直人 (監修), 月谷 真紀 (翻訳)

こんにちは、ノーシュン(@nonoblog0919) です!

今回は書評シリーズ!
DaiGoが絶賛した『エッセンシャル思考』について解説していきます。

本題に入る前に、、、この本はこんな人におすすめです!

 

この本はこんな人におすすめ!・色々なことに手を出してしまい継続できない
 ・人の誘いを断れない
 ・仕事のスピードが遅い
 ・生活習慣が悪い

ほとんどの人が当てはまるんじゃ...

エッセンシャル思考はそれだけ広く応用できるんだよ!!

どんな本?


『エッセンシャル思考』が発売されたのは2014年のこと。
グレッグ・マキューンという方が執筆されました。

なんでもこのグレッグ・マキューン氏はApple、Google、Facebook、Twitterなどの有名な企業のアドバイザーを務めているんだとか!

あれ、結構前に発行されているんだね

今でも本屋の目立つところに
置いてあるからつい買っちゃったよ

20万部を突破したことやメンタリストのDaiGOが絶賛していることから有名な本ですが、一体どんな内容なのか?少し解説していきます。

エッセンシャル思考とは

この本のタイトルは『エッセンシャル思考』最少の時間で成果を最大にするです。

そして英語で「Essential」は = 「必須の」「最も重要な」という意味になります。

エッセンシャル思考とは
「より多くのことをやるのではなく、正しいことをやり遂げ、最大の成果を出すためにはどうすればいいか考えることです

僕をはじめ、現代の人々はとにかく色々なものに手をつけすぎです。
何もかもが中途半端に終わる挙句、一番大切なものを手放してしまっている人が多いのではないでしょうか?

例えば、、

・大事な仕事があるのに、他の細かい仕事を振られてしまい対応に追われる
・飲み会に誘いを断れず、家族との時間が減ってしまう


などが挙げられます。

このような人はエッセンシャル思考を試したほうがいいと著者は推薦します。


エッセンシャル思考を身に付けるためには3つの思い込みを克服しなければなりません。

エッセンシャル思考を身につけるためには
「やらなくては」ではなく「やると決める
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない
「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない

このような考え方をできる人が「エッセンシャル思考の人」
そしてこれができない人を「非エッセンシャル思考の人」としています。

どんな内容?

本書は大きく分けて4つのパートに分かれています。

本書の構成
PART1 - エッセンシャル思考の考え方
PART2 - 見極める技術 
PART3 - 捨てる技術 
PART4 - しくみ化の技術 

それぞれの章の概要を説明します!

PART1 - エッセンシャル思考の考え方

PART1ではエッセンシャル思考の考え方を理解するための基本を3つに分けて説明しています。

エッセンシャル思考の基礎
1. 選択
2. ノイズ
3. トレードオフ 

著者によるとエッセンシャル思考を実践するためには、上の3つのことを意識することが大切だそうです。

特に世の中に大事なことはそんなにないと思う・ノイズだと思うという考え方にはハッとさせられました。

非エッセンシャル思考の人は、大多数のものごとが重要だと考える→エッセンシャル思考の人は、大多数のものごとを不要だと考える

『エッセンシャル思考』64~65ページ

PART2 -見極める技術

このパートではエッセンシャル思考に欠かせない、本当に重要な物事を見極めるために必要なことを紹介しています。

見極めるために必要な5つのこと
1. 孤独
2. 洞察
3. 遊び 
4. 睡眠 
5. 選抜 

一見どれも当たり前のように感じるタイトルですが、一流のビジネスマン・企業の習慣・文化など興味深いテーマばかりでした!

Twitter社やアマゾンのCEO,ビルゲイツやハーマイオニーまでもがエッセンシャル思考を取り入れていることがわかりました!

PART3 - 捨てる技術

このパートでは、重要なことをやり遂げるために不要なものを「捨てる」技術を紹介しています。

絶対やるべきものを決めた後には、いらないものをキッパリと切り捨てなければいけない。

PART2のようにやりたいこと・大切なことを見極めるのは簡単かもしれませんが、今度はそれ以外を捨てるとなると中々難しいですよね。

捨てる技術
1. 目標
2. 拒否
3. キャンセル 
4. 編集
5. 線引き 

いずれも「捨てること」の重要性について教えてくれます。

特に拒否・キャンセルの章が面白かったですね。
日本人は良くも悪くも人の誘いを断れない人が多いので、「あ、断ってもいいんだ」と思えました。

*もちろん断ってばかりではリスクがあるので、適切な断り方が必要であることも著者は留意しています。

PART4 - しくみ化の技術

エッセンシャル思考を理解しても日常で活かせなければ意味がありません。

本書では最後にエッセンシャル思考を日常に取り入れるためのしくみ化のコツを教えてくれます!

しくみ化の技術
1. バッファ
2. 削減
3. 前進 
4. 習慣 
5. 集中 
6. 未来 

著者の経験も踏まえているので納得感がありました!

おすすめポイント

このブログを執筆するにあたって2回この本を読んだのですが、最後におすすめポイントを抜粋したいと思います!

日常に取り入れる方法を教えてくれる

ビジネス本を読んでも読み終えたことに満足して中々行動につながりませんよね。(その人のやる気の問題とか言わないでください笑)

この本では、どうすれば自分自身の「選択」ができるかを教えてくれます。

それも具体的に。

帯にも書いてあるのですが、エッセンシャル思考を明日から取り入れるだけで人生は大きく変わります。そして著者はその方法論をこの本で提供しているのです!

エッセンシャル思考は、単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、システマティックな方法論だ。

とにかく読みやすい!

2回読んで思ったのは、「とにかく読みやすい」ということ。

著名な人の習慣が興味深いのもそうなんですが、1つ1つの章のまとまりがいいんですよね。。

「興味がある章だけ好きな時に読んでみる」と言った感じで、悩みがある時にふと読み直したくなる本でした!

最後に

いかがだったでしょうか? 今回は『エッセンシャル思考』について紹介しました!
エッセンシャル思考を読み終えて思ったのは、
デキる人はこんな考え方・習慣を持っているんだ...という驚き
そして何より、仕事に悩みを持っている人は全員知っておくべきだ!!と思い今回は紹介しました。

少しでもこの記事を読んで、読んでみたいという人が増えれば嬉しいです!

皆さんこんにちは!ノーシュン(@nonoblog0919) です!

今回はマーケティング編です!
マーケティングを勉強する上では欠かせないSTPと4Pについて解説していきます!

マーケティングのおさらい

以前マーケティングとは「売れる仕組みを作ること」と定義しましたが、マーケティングにも様々な定義があります。

例えば、もしドラで有名なドラッカーは

マーケティングの究極の目的はセールス(営業)を不要にすることである。

と定義しました。

どうしても"マーケティング = 販促や広告"と考えてしまいますが、市場のニーズがなければいくら販促や広告を打っても売れません。

つまり、「売れる仕組みを作ること」= 市場創造のプロセスが必要となってきます。

・既存の市場で競合の少ない市場はどこか? 差別化するには?

・また、誰も解決できていない顧客の潜在的なニーズがあるか?

 

など、市場調査 (マーケティング・リサーチ)もマーケティングにおいてとても重要な役割を担っています。

そこで欠かせないのが今回紹介するSTPです。

STPとは?

マーケティングの基礎としてよくSTPという枠組みが用いられます

STPはそれぞれセグメンテーション (S)、ターゲティング (T)、ポジショニング (P) の頭文字を取ってSTPと呼ばれています。それぞれ解説していきましょう!

セグメンテーション

まずはセグメンテーション=市場細分化です。

「商品やサービスをこんなターゲットに広める!」と決める前に市場全体を細分化する必要があります。

よく使われるのがデモクラフィックサイコグラフィックによる分け方です。

デモグラフィックは性別、年齢、所得、居住地域などの人口統計的な要素。サイコグラフィックはその人のライフスタイルや信仰、価値観や購買動機など心理的な要素を指します。

ターゲティング

さて、セグメンテーションをした後は、細分化した内のどの市場に商品・サービスを提供していくか決めなければいけません。これがターゲティングです。

例えば同じ掃除機という商品をとっても、ダイソンやルンバでターゲットは全く異なります。

ダイソンは高価格な特徴があることを考えると、年収が高い人、デザインも奇抜なので掃除にこだわりがある人もターゲットの特徴となるでしょう。なんとなくイケてる人が使っているイメージですよね。

一方、ルンバの掃除機の魅力はやはり自動で部屋の隅々まで掃除をしてくれることです。

ルンバの場合は、先ほどのターゲットとは大きく異なり、共働きで掃除の時間がない人や掃除の時間を子供との時間に還元したい家庭的な人などが考えられます。

このように具体的な人物像を設定することを「ペルソナ」と言います。

先ほどのデモグラフィックやサイコグラフィックが大きな枠組みでの細分化だとすると、ペルソナはそれらをより細かく設定していきます

ポジショニング

最後はポジショニングです。読んで字の如く、自分たちのサービスの位置(ポジション)を明確にします。

身近なサービスでも競合他社と比較してみるとわかりやすいです。

例えばマクドナルドの場合、価格が低い分、品質が問題視されることが多いですが、提供されるまでのスピードは他社と比べ物にならないですよね。

一方、モスバーガーは金額が高いですが、その分、材料の品質を重視していることが伺えます。

モスバーガ公式サイトより

そしてこれらの要素をマッピングすることをポジショニングマップと呼びます。

それぞれの特徴を軸にして、各社を位置付けることでその会社の強みや特徴を再確認することができるんです!

マクドナルドとモスバーガーのポジショニングマップを簡単に作るとこんな感じです↓

4Pとは

マーケティングの必須用語といえば、4Pです。
これは買い手に影響を与えるためのツールを売り手側から見たもののこと

マーケティングの4P -製品 (Product)
-価格 (Price)
-流通 (Place)
-プロモーション (Promotion)

これはジェローム・マッカーシーが提唱した概念です。
よくマーケティング=広告 と思われがちですが、彼は広告ばかりにお金を使うのではなく、ちゃんと4Pをバランスよくミックスさせることが大事と言ったことから、4Pはマーケティング・ミックスとも呼ばれます。

製品 (Product)

いうまでもなく、製品・サービスは価値を提供する大きな手段となります。

電化製品などを例にとっても、品質はもちろん、機能の多さ・大きさ、あるいはデザイン性など消費者によって求めるものは色々。

特に最近は、技術力だけで勝負できるようなマーケットは多くありません。

いかに消費者のニーズを実現できる商品を提供できるかが鍵となるでしょう。

価格 (Place)

次に挙げられる手段が価格です。
消費者にとっては価格が安いに越したことはないですが、安さを担保するには盤石なビジネスモデル が必要です。

例えば無料で使えるGoolgle(検索エンジン)やSpotify(音楽配信アプリ)などのサービスは、消費者には無料でサービスを提供する一方、広告主となる企業からお金をもらうことで運営しています。

また、近年ではサブスクリプションのモデルを採用しているサービスが目立ちます。サブスクリプションとは定額課金(月々の値段など)を払うことでサービスを受けられるもののことを指します。

代表的なものとしてはAmazon PrimeやSpotifyなどのエンタメが挙げられますが、キリンホームタップ (ビールの配達)やKinto(自動車の定額レンタル)などモノにもサブスクリプションの概念が普及し始めています。

価格は一見シンプルな概念に思えますが、技術やインフラが整う共に多種多様なビジネスモデル が生み出されています。

一方ブランド品の場合は、価格が安いとかえって顧客からの懐疑心を生むことになります。ターゲット市場のWTP(支払意思額 (willingness to pay))を意識した上での価格戦略が必須といえます

流通 (Place)

製品や価格などの要素を決めても、消費者の手に商品・サービスが届かなければ意味がありません。

流通 (Place)では売る場所を決めていくことが必要です。

代理店や一般店舗で売るか?ネットでの販売も行うか?など流通においても戦略性が問われます。

近頃だとオンラインで全て完結するサービスもありますが、実店舗での購買体験を超えることはないでしょう。

例えばアップルの場合、当時ネット直販でPCを売るのが主流だったにも関わらず直営店であるアップルストアでの販売を始めました。

いうまでもなく、独自の世界観や体験を持ったストアは多くのファンから支持を受け、世界的にその店舗数を増やしています。

プロモーション (Promotion)

最後はプロモーションです。私たちは1日に3000回なんかしらのコミュニケーションと接していると言われています。

TV CM、チラシ、雑誌など家庭で見るものもあれば、電車やタクシーなどの車内広告、渋谷などの電光掲示板や看板などのオフラインのもの、何より私たちが普段見ているウェブページやSNSも広告で溢れています。

プロモーションの大きな目的は獲得認知です。

獲得の場合、商品の特性をプロモーションで訴求することで消費者の需要喚起を果たします。

一方、認知の場合、サービス名や企業名が知られていない場合にプロモーションが活用されます。

最近だと楽天モバイルのCMの出稿がかなり目立ちますが、あれは認知よりの施策と言えるでしょう。

楽天モバイルCM

参考文献

まとめ

いかがだったでしょうか?マーケティングは難しいイメージですが、事例を混ぜて定義や言葉の意味を調べると理解が深まりますね。

他にもマーケティングに関する記事を書いていくので、読んでいただけると幸いです!