皆さんこんにちは、ノーシュンです

今回は僕がインターンとして1年半ほど務めていた「デバッガー」という職種について紹介します。

短期バイトやインターンの募集要項に書かれていたりしますが、あまり馴染みがないのでどんな仕事をするのか想像するのが難しいですよね。。

そこで今回はデバッガーに興味を持っている人に、デバッガーについて色々教えます!

この記事を読んでわかること
・デバッガーとはどんな仕事?
・未経験でもデバッガーはできる?
・デバッガーに向いている人
こんな人は是非読んで!
・デバッガーに興味がある人
・ITの仕事に興味がある人

デバッガーとは

デバッガーとはどんな仕事なのでしょうか?
名前が濁点ばかりでなんかカッコいいですよね笑


デバッガーとはズバリ、「ゲームやアプリのバグ(欠陥)を見つける」人・仕事のことです。

英語で書くとdebugger。「バグを取り除く人」を指します。

私たちが、日常的に使う色々なゲームやアプリを不満なく使えているのは、デバッガーの人が隅々までバグを取り除いてくれているから!

デバッガーは開発の最後の砦であり、ゲームやアプリの品質を担保しています。

ゲームやアプリは「エンジニア」によって作られていますが、機能を増やす・画面を見やすくする、と改善をしていく内に、エンジニアの人が気づけないバグ(不具合)が増えていきます。

それらのチェック漏れがないようにするのがデバッガーなんです。
(出版社における校閲みたいなものに似ています)

ただバグを取り除くと言っても、具体的に何をしているのか気になりますよね

次の章で具体的な業務内容を教えます!

業務内容

それではデバッガーの具体的な業務内容をお教えします。

一言でいうと「ひたすらゲーム・アプリを触ること」です。

もちろん、デバッガーの業務はそんな単純でではないので、それぞれ詳しく説明します。

テスト項目に則ったテスト

デバッガーは通常、
エンジニアの人が作成する「テスト項目書」をもとに、アプリやゲームの動作がOKやNGなどのチェックをします。

この作業をすることで、開発漏れがないかアプリやゲームをリリースする前に確かめることができます。

[テスト項目書イメージ図]

場合によっては、テスト項目に則ってではなく自由に触ってバグを見つけることを求められることもあります。(フリーデバッグと呼ばれたりします)

再現性の明示

デバッガーが開発の漏れや不具合を確認してくれるのは、とても助かることですが、OKやNGが記載してあるだけではエンジニアの書いたどのコードが悪さをしていたのかわかりませんよね

そこで、デバッガーは必ず「再現性」を明示する必要があります。

・どの画面で起きたか?

・どのような操作をした時にバグが起きたか?

・どれぐらいの確率で起きるのか?

・どの端末で起きたか

みたいな感じです。

これらをできるだけ具体的に明示することで、エンジニアがバグを治すまでの手間を省くことができます。

特にアプリになると画面の大きさが端末によって違うので、どう見えるかを調整するのが大変みたいです。。。

未経験でデバッガーは可能?

さてタイトルに書いてある通り、デバッガーは未経験でも可能なのか?という疑問にお答えします。

たとえ求人で未経験歓迎!と書いてあっても不安になってしまいますよね。



プログラミングができないとダメかな...



業務内容を見て薄々気づいたかもしれませんが、デバッガーは未経験でも務めることができます

もちろんスキルや適性はありますが、デバッガーがコードを書いて実際にバグを治すということは基本的にありません。
(その場合は求人募集にハッキリ書いてあると思います)

ただし、場合によってはテストを行うためのツールを使いこなす必要があるので、参画してからの勉強が必要なことも。

こんな人にデバッガーはおすすめ

デバッガーとして仕事を始めるにあたって、経験は必要ないと述べましたが、向き不向きはハッキリと分かれます。

デバッガーに必要なことは大きく3つ。
忍耐力コミュニケーション能力完璧主義です。

忍耐力

いきなり、「その仕事ブラックなの...?」と心配になる言葉ですが笑
デバッガーには忍耐力が必要です。

誰も見つけられていない不具合を探さないといけないので、デバッグはある意味「ここまでやればいいよ!」のような終着点がない作業です。

また、チェックをするのにある一定の条件をクリアしないといけない項目もあります。。。(ゲームで言ったら、ある町のドアを全て開けるとか笑)

なので、バグを見つけてやる!といった執念集中力がかなり必要な作業と言えるでしょう。

しかし、これは誰にでも見つけられないだろ! というバグを見つけた時は物凄い達成感を味わうことができるので、忍耐力のある人には楽しめる仕事だと思います。

コミュニケーション能力

デバッガーは色々な人と関わることがあります。
エンジニアはもちろん、デザインやUXに問題があれば、デザイナーにコミュニケーションを取ることもありますし、ストーリーやコンテンツに問題があれば、ライターの人に問い合わせる必要があります。

そして何より、どこに問題があったのか簡潔に伝える能力が必要です。

具体的にかつ的確に書く・伝える能力を培うことができる職業であると言えるでしょう。

完璧主義

これは、これまであげた中で最も大切な要素かもしれません。

デバッガーがバグを見落とすor見逃すということは、「ユーザーが不快な思いをする」ことに直結します。

本当に最後の砦なんですよ!

少しでも手を抜いてバグを探す作業を怠ると、サービス、下手すりゃ会社の名前に傷がつきます。

だから妥協を許さない、とにかく真面目な人が向いているはデバッガーに向いていると思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、あまり知られていないデバッガーという仕事に注目して記事を書きました。1年半の経験を通してまだまだ共有できることがあると思うので、気になった方はコメントをいただけると幸いです!

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