みなさん、こんにちは! 

今回は英語を話せなくなった僕(帰国子女)が
大学生になって英語力をどう取り戻したか? を
これまでのバックグラウンドを紹介しながら共有できたらと思います!

この記事を読んで分かること
帰国子女の...

・英語勉強法
・英語を維持するためにしていること
・悩み
こんな人におすすめ
・話せる英語を学びたい!
・帰国子女がどうやって英語を身につけたか知りたい!

帰国子女だけでなく、これから英語を学びたい!という方にも実践できる方法だと思うので、ぜひ参考にしてみてください!

はじめに

まず初めに、どうしても言いたいことがあります...

帰国子女が全員英語喋れると思わないでくれーー!!

多くの帰国子女の悩みを叫ばせていただきました笑

これまで僕は何人も「帰国子女」というレッテルを貼られて悩んでいる友達に会ってきました
帰国子女の多くは

いや、そんな持ち上げられても英語に自信ないんだけどな・・・


と心の中でよく思っています。

なぜ多くの人が、帰国子女=英語を話せる と思ってしまうのでしょうか?
それは帰国子女に対して2つの大きな誤解を持っている人が多いからです!

それぞれ説明しますね!

誤解1:  全員英語を話してきた

まず、帰国子女とはどのような人のことを指すのでしょうか?

保護者の海外赴任などに伴って外国へ移転したり、外国で生まれたりして、
幼くして外国で過ごした者を指す     
                            ニコニコ大百科

外国での生活を経て、日本に帰国した学齢期の子供。帰国児童生徒。 
                          三省堂 大辞林 第3版

上の定義を見て分かるとおり、
帰国子女とは単に幼い時に海外で生活していただけで英語を話してきたとは限りません。

実際、僕がオランダで暮らしていた時には日本人学校に通っていて英語とは全く接点がないという人が山ほどいました。
これは案外当たり前のことで

・日本に戻ったとして、子供が授業についていけるか不安
・海外勤務の場合、企業から日本人学校の授業料しか補助が出ない

のような理由から子供を日本人学校に通わせる親は多いんです。

誤解2: 帰国子女は今も昔のように英語が喋れる

これが、僕にとっての一番の悩みでした。
後述しますが、僕は帰国子女の中でも英語をかなり使っていた方で
オランダのインターナショナルスクールに通っていました。

ただ、帰国子女はいつか日本に帰ります(笑)
僕の場合、幼稚園の年長から小学校4年の夏までオランダで過ごし、
そこからはずっと日本の学校に通っていました。

英語力を維持させようと親が様々な計らいをしてくれたのですが、
英語を話す機会が圧倒的になくなり、英語がほとんど話せなくなりました

それに気がついたのは随分と先になりますが、高3の夏のことでした

筆者のバックグラウンド

僕が英語力を取り戻すまで! を話す前に、
英語をどうやって身につけ、どうして話せなくなったかお話しできればと思います。(興味ないよ~って方は飛ばしてください笑)

幼少期

「オランダに行くことになったよ」と言われたのは幼稚園の年長の時でした。

父の仕事柄、海外に引っ越す可能性があることはわかっていたのですが
本当に突然のことだったのを覚えています。

「お父さんだけ行けばいいじゃん」とお風呂で泣いたこともあったそうです(笑)

海外に行くことを覚悟していただけあって、
英語自体は4歳から習い事として習っていましたが、とにかく不安でした。

オランダでの学校生活スタート

オランダでは私立のインターナショナルスクールに通うことになりました。

想像がつきやすいようにリンクを貼っておきます(笑)
The British School in the Netherlands

かなり広い校舎でワクワクしましたが、とにかく不安でしたね。。

英語を習っていたって言っても
「Apple, Banana, I am a student」レベルですからね(笑)

初日は、悲惨でした
1人の男の子が入ってすぐ声をかけてくれて、僕の名前の綴りを聞いてくれたのですが、テンパるあまり、全然違う綴りを答えてしまい怪訝な顔をされたのを今でも覚えています(トラウマです)

周りの人と比べて英語が話せず、
通常の授業に加えて英語の学習指導などを受けていました。

授業内容など気になるところではあると思いますが、また別の機会で書けたらと思います。

オランダでの学校生活終了

父がオランダに出張する期間は3年半と決まっていたので、予定通り日本に帰国することになりました。

3年で培った英語力のレベルはというと

日常英会話  :  普通
リスニング  :  普通
リーディング  : 他の子よりできる
ライティング  : 苦手

という感じだったと思います。
小学生だったので、難しい単語や言い回しは知らなかったと思いますが

友達とのコミュニケーションで困ることがないというレベルまで英語を上達させることができました。

英語力の持続のために (小学校時代)

日本では、住んでた地域の小学校に通っていました。

親が英語を持続させた方がいいとの計らいで

金曜日: 英語のサッカークラブに参加する
土曜日: 帰国子女のための英語学校に通う

を繰り返していました。

そのおかげで英語力の維持に成功。
小学校5年生で英検2級を取得することができました。(結構すごい)

英語が話せなくなっていると気づく (中高時代)

ここから僕の英語力は、みるみるうちに下がっていきます。

中学の部活に励むようになってサッカークラブも英語学校も辞めることになりました。
また、中高の6年間で僕は自惚れてしまいます。
自分の英語力が下がっていることに全く気付いてなかったんですね。

ご存知のとおり、中学と高校における"英語"という科目は文法や読解力に重きを置いています。
さすがに3年半英語を使っていたので、中高の英語で苦労することはほとんどありません。ただ、これがかえって自分は英語ができると思い込んでしまうきっかけとなりました。

英語が全く喋れないことに気がついたのは高校3年生。英検準1級の面接を受けた時でした。

なんだよ、英検準1級かよ、レベル高いから参考にならないよ

と思われる方も多いと思いますが、
英検準1級の面接は基本的につまらず、すぐに返答することができれば受かるとさえ言われています。

つまり帰国子女なら簡単なはずなんです。オランダで一緒だった僕の友達たちはあっさり取っていました...

そして、面接当日
面接官の質問内容は理解できたのですが、ほとんど何も発することができず、冷や汗が止まりませんでした。

なんとか答えられる範囲内で答えたものの結果は不合格

高校の担任にも「まさか、落ちるとはね」と苦笑いされたのを今でも覚えています。

英語力を取り戻すために (大学時代)

 大学では入学時のTOEICの点数の結果、英語を積極的に使うコースで学習することになりました。
講師もほとんどネイティブで授業中に日本語を使うことが禁止されていました。

ましてや内容がビジネスや社会問題など、幼少期の僕が話したことがないトピックだったので、何を言えばいいか分からず詰まることが何度もありました。

ただこのチャレンジングな環境、そして大学で身につけた勉強法によって、、、

結果としては
・TOEIC 830→ 960
・ビジネスレベルの英会話力
・英語の小説やビジネス誌を読むことのできる読解力
・BBCを字幕なしで聴きとれるリスニング力

を達成できました

次の章で具体的にどう取り戻し、維持しているかを紹介できればと思います!

おすすめ勉強法

ステップ1: 日常的に使う日本語を英語に変換する

 語学ではよく、「書けないことは話すことができない」と言われます。

英語でもこれはかなり共通していると僕は思っています。
(思い返せば、大学受験で英作文だけ全然できませんでした...)

では具体的に何をするのか?

普段見えているもの・読んでいるもの・会話している内容を英語に変換した場合を常に想像するようにします。

例えば、
「今外国人に駅の方角を聞かれたらどうしよう?」
「日本のコロナの状況を聞かれたらどう答えよう?」
「好きな映画とその理由を友達に教えたい場合はどうしよう?」

どんな疑問でもその場で考える or 検索して調べてみて、英語の接触回数を増やすことで、いざ話すとなったときに、いつもより自信を持た状態で話すことができます。

単語が知りたい場合は、weblioやGoogle翻訳がありますし、より自然な文章を身に付けたい場合は、DMM英会話のサイトなど、様々な手段があるので、いつでもどこでもこの学習はできます。

この作業を積み重ねていくことで、ボキャブラリーが増えることはもちろん
英語で物事を説明する力が身につきます。

ステップ2: 実際に使われている英語から表現を盗んでいく

ステップ1は日常的な表現を覚えるのに有効ですが、これには大きな落とし穴があります。
それは自分が日常的に話す表現・内容は限られているということ。

この段階では
もし、唐突な質問や話題をふられたら答えに戸惑ってしまいます。

実際に会話するとなると色々な話題について話すことになりますよね。
そこで、ここからは多種多様のトピック・表現に触れる必要があります。

もしこれを読んでいる方が「ビジネスの場面で英語を使いたい!」と思っているなら、このステップは欠かせないでしょう。

僕が特におすすめするのはCNN English Expressです。

この教材の最もいいところは、
CNNで取り上げられているニュースをレベル別で聴きながら勉強できるという点です。

他にも以下のような魅力がこの教材にはあります!!

-著名人の英語を聴くことができる 
(エマ・ワトソン,ウサイン・ボルト,羽生結弦など)

-海外の面白いニュースを知ることができる

-穴埋めや4択問題など多角的な学習が可能

-特集が楽しい!
例) 今日から使える「ビジネス会議のキメ英語」

このような教材を使う以外に
英語教育関連のYoutuberをみることもオススメです!

実際に英語を使っている場面をみることで、今後の参考になることもそうですが
何よりモチベーション向上に非常に効果的です。

オススメYoutuber1 : Atsueigoさん↓

オススメYoutuber2 : Rupa Senseiさん↓

ステップ3: 最後は実践! 英語を誰かと話してみる

最後はやはり実際に誰かと話してみる必要があります。

「ステップ1,2を飛ばして、いきなり英会話スクールとか通ったり留学すればいいんじゃないの?」と思われる方もいると思います。

帰国子女で英語を忘れてしまった人はこの手順で問題ないと思いますが
英語を習い始めた段階では適切でないと思います。

それはなぜか??

単語力や語彙力の土台があるのとないので、英会話における吸収力が全く違うからです。

例えば、外国人の友人と英語で話していたとしましょう。
友達はそこそこ速い英語で話していたため、いくつか聞き取れない単語がありました。
この場合、あなたはなんと聞き返しますか?

「もう一度同じ文章を言ってくれない?」と聞くかもしれませんね。

一つだけならまだいいですが、いくつもあったら毎回言い直してくれるよう頼めるでしょうか?

相手の気を使うだけでなく、これだとかなり効率の悪い覚え方になってしまいます。

何が言いたいか。

ステップ1や2を行うと、聞き取れなかった単語や語彙を自分で予測する推測力が身につきます。

聴き取れなくても、綴りがなんとなく分かることで、すぐ調べられたり、この単語の動詞系かな?といった推測ができるようになるので、効率が断然上がります。

そして、肝心の英語を話す機会ですが
僕自信は大学で英語の授業を積極的に探したり、English Cafeに通ったり、
英語を使うインターンに参加したり、、と自分から機会を求めて行きました。

最後のステップに関しては、完璧な英語でなくとも積極的に英語を話す機会を作る勇気がいると思います!

近年は英会話サービスも充実しているので留学なんていかずとも英語を話すことはできるのではないでしょうか?

使ったことはないですが、Camblyとか魅力的だな~って思います笑

まとめ

長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか?

結局は英語にたくさん触れることが大切だと思います。

これを読んでくれた方は、
僕と同じように帰国子女で自分の英語力に自信がなかったり、英語をこれから学ぶ上で参考にしてくれたりと千差万別かと思いますが、

英語を学ぶ楽しさを少しでも感じ取ってくれたら、
これ以上に嬉しいことはありません。

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